早くも、3月が半ばを過ぎようとしている。
暖かい日差しは、季節が一ヶ月ほど先に進んでいるような気がする。
中川運河沿いの桜の蕾も膨らみ、ほどなく開花しそうだ。
円空彫刻の稽古が始まる前に、荒子観音寺の付近を歩いてきた。
昔の農村風景を残す、生垣や茅ぶきの家を見ると、
何となく心が落ち着く。
↑富士天満宮(荒子城跡)
前田利家が荒子の里で生まれたと言われているが、幼少期には
この辺りを遊びまわっていたことだろう。
第三木曜日は、円空彫刻体験教室の教材で使う
千面菩薩を彫ることになっている。
長さ16センチの三角材に、胴体部分だけを作り、顔だけを
残しておいて、拝観日に訪れる受講者に彫ってもらう。
今日はしっかり刃物を研いでおいたので、いつもより
早い時間で7体作ることができた。