
↑泥水の流入で濁った浜名湖(今切口方面)
昨年99歳で亡くなった義母の初盆供養で、
浜松へ行ってきた。
東名高速を走り浜名湖SAで休憩したが、紺碧の湖面が
連日の雨で茶褐色に濁っていた。

↑奥浜名湖方面
遠州地方では、初盆を迎える家で、お盆に先立ち
精霊棚を作り、親戚や知人を招いて「家施餓鬼」
が行われる。

祭壇や盆棚は、お盆まで飾られ、ご先祖に食事や
お供えをして共に過ごし、お盆になると、近所の
人が初盆宅にお参りをする、「盆義理」が行われる。
葬儀に参列した人の大半が、初盆にもお参りするのが
習わしとなっている。
初盆を迎える家では、お盆の行事が2度行われ、
それに加えて菩提寺で行われる「寺施餓鬼」
にも参列する。

冠婚葬祭が簡素化していく中で、浜松の一部では、
昔ながらの風習が未だに続いていることに驚く。
少子化や核家族化が進む中で、伝統的な仏事の
継承が、難しくなっていくようだ。