昨夜は、粟津温泉の旅亭懐石「のとや」の
温泉と料理を楽しんだ。
昭和の名残りが漂うスタイルは、懐かしくもあり、現役の
頃にタイムスリップした感もあった。
宿を出て最初の訪問地は雨模様の兼六園。
金沢城の外郭を歴代加賀藩主が手を加え、
国の特別名勝となった。
雪吊りで名高い唐崎松や曲水、夕暮亭茶室、日本最古の噴水
などをガイドの案内で見て回った。
隣接する金沢城は、石垣や石川門など往時の遺構を
見ることができた。
その後に「ひがし茶屋街」を散策し、国指定重文の
茶屋「志摩」に立ち寄った。
当時の商人や文人の、粋な遊びを垣間見た。
生憎の雨模様だったが、雨に濡れて艶やかな茶屋街や
兼六園は、日頃見せない風情を醸し出してくれた。
25人参加の貸切バスの旅は、夜景が煌めく名古屋に
無事について散会した。