今季一番の寒波接近で、朝の冷え込みが強かった。
北西の空からは、次々に灰色の雲が流れ込んでくる。
一瞬小雨がぱらついたこともあったが、雪が舞うことはなかった。
愛知県美術館で開催中の「自由美術展」を観てきた。
会場には平面・立体の作品が百数十点展示されている。
高校同級の女性は、100号の大作を出していた。
画題は「共存八十路の夏」とあったが、エネルギッシュに
描かれた作品に圧倒される。
格子の向こうは何を描いたのかと聞いたら、この先の私だと
答えてくれた。
阿弥陀さんの姿があるように見えたのは、私だけなのだろうか。
不穏な雲の流れと冷たい風を背に、会場のある栄を後にした。