高い空をすじ雲が流れて、ススキが大きく揺らいでいる。
この雲が出ると低気圧や前線が発生するといわれるが、飛騨地方の天気は崩れることは無かった。
今日も田んぼに入って、「稲こうじ病」にかかった籾を摘み取った。
稲穂に付いている、黒く腫れた籾を見つけては取り除く作業は、けっこう根気が要る。
1本の穂に1~2粒の病籾が付いているが、多いところでは5~6粒ほどもある。
多く付いた穂は病変していない籾も、発育不良で登熟していない。
田んぼを一巡してカップ1杯ほどの病籾を摘み取ったが、思ったより少なかったので収量に大した影響はなさそうだ。
田んぼが黒ずんで見えるほど発生し、病籾が混入したまま脱穀や精米をすると、米が黒く染まり規格外の評価を受けて大損害をこうむる。
米を研ぐときには色も落ち、食味や体への影響は無いが、肌黒い白米を買う人はいないようだ。
厄介な病気に取り付かれてしまったが、早期発見して適切な手が打てたので、被害は最小限で食い止めることが出来た。
15日に行われた岩井神社秋祭りの「鉦打ち」をアップしました。
飛騨地方ではカンカコカンと呼ばれ、中世芸能の名残をとどめる祭り行事の一つで、各地の神社で奉納される。
岩井神社では、飛騨染の着物に下駄を履いて、鉦大将のリードで円陣となって踊る。
数年前は30人ほどいた鉦打ちも、今は10人前後に減って円陣もまばらで小さくなった。
祭りの担い手の高齢化と減少は、飛騨各地の神社に共通している。
被害が少なくてよかったですね。
カンカコカンと呼ばれる「鉦打ち」の物悲しい響きが胸を打ちます。
中世芸能が、いつまでも受け継がれることを祈りたい気持です。
病原菌の活動に適した高温多湿の日が続くと発生するようです。それは稲の成長にとっても良い条件なので、豊作病とも呼ばれます。
農薬で防除できますが、発生後の対策は難しいようです。
古い形の盆踊りと同じで、何か人を惹きつける魅力がありますね。
若い人が少なくなり、昔からの伝統行事が少しづつ消えて行くのは残念です。
収穫前の雨や風はヒヤヒヤしますね。
「稲こうじ病」黒い籾はいかにも「まがまがしい」感じです。
被害の小さいことを祈ります。
森のなかで踊っておられるのがまたいいですね。
ビルを背景にしたのではこの雰囲気はでないでしょうから。
おかげ様で雨の被害も無く無事でした。
せめて取入れまではお天気であってほしいと願ってます。
弱い籾にだけ取り付く嫌な病気です。
人でいう熱中症でしょうか。
文字通りの村祭ですね。
懐かしい風景は、過疎の山里でしか見ることが出来なくなってしまいました。