名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

今日も引越しの準備で明け暮れた。

2013年04月23日 | セカンドルーム

 

今朝も冷え込みが強く、霜が降り氷も張っていた。

凍てついた田んぼは、氷の模様を描き朝日に輝いている。


畦の霜柱は、研いだ刃物のように寒々と光っていた。
早い家では、田起こしや苗代作りが始まった。
町のホームセンターには、夏野菜の種や苗が並びはじめた。
春の寒さも今日が最後のようで、山里の農作業もいよいよ本格的に動き出すことだろう。

今日も引越しの準備と掃除で明け暮れた。
名古屋へ持ち帰るもの、後の人に残すもの、廃棄するものに仕分けをしながら作業を進めた。
古家は広くて物の置き場に事欠かないため、13年の間にたくさんの物がたまっていた。
持ちすぎること、捨てきれないことで人を息苦しくすると言われるが、実行が難しい。
山頭火が「持ちきれない 荷物の多さ まへうしろ」と詠んだのを思い出すが、心の荷物だけでなく物そのものから開放されれば、人はもっと身軽な動きが出来ることだろう。
引越しの準備をしながら、老いの欠点は持ち過ぎであることを自覚し、物心ともに身軽になって第2の定年を迎えようと、思ったりしている。

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4 コメント

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畦の霜柱 (カスミ草)
2013-04-24 12:26:57
田んぼの氷や霜柱で飛騨の里の春への足踏みがよくわかります。
農家の方はこれが最後の寒さと判断して作業の準備する勘と判断力
作物は何時でもお天気とにらめっこですね

山里さんがお米作りをされていた頃名古屋へお帰りになっている間に
台風がきませんようにイノシシが荒らさないようにとハラハラしていましたが
何事もなく終わって良かったです。

思い出の品々中々処分できないと思います。
たった一枚のパンフレットに悩むこともあります。
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カスミ草さん (山里の住人)
2013-04-24 15:11:37
自然に寄り添って暮らしている人たちは、山の雪形やコブシの開花を見て農作業の段取りを決めていました。そんな習わしが今も引き継がれているようです。

気にかけていただきありがとうございました。
おかげで、すべてが大過なく終わりそうで良かったです。

私もものを捨てるのが苦手で、包装紙や空き箱の類がずいぶん溜まっていました。
いずれ使うだろうと思っていたのが、日の目を見ぬままです。
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引越しは疲れます (keiko)
2013-04-24 16:41:44
私は引っ越し10回です。お大事にどうぞ。
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keikoさん (山里の住人)
2013-04-24 19:27:06
引っ越し屋に頼むこともなく、2回ほどの往復ですみそうです。
大物がないので楽ですが、後始末が大変です。
いずれにしても疲れます。
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