名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

平湯温泉・巨大かまくらの崩落事故

2012年02月09日 | セカンドルーム

 

飛騨地方も冬型の気圧配置で、細かい雪が降り続いている。


先日の寒気に比べればいくらか穏やかで、大雪になることはなさそうだ。


昨日の午後、平湯バスターミナルの巨大かまくらの崩落事故が起きた。
先週の2日に平湯温泉へ行った時には、高さ10メートルほどの雪の山が出来上がっていた。
雪が固まったところで、中の雪をかき出して人が入れるスペースを作るところまで準備が進んでいた。


去年の2月10日にたまたま立ち寄ったら、15日から始まる「平湯大滝結氷まつり」に備えてシャベルカーで中をくり抜く作業が終らったところだった。 中を覗いたら、想像以上に広く、十数人が入れるほどの大きなドームになっていて、中で地酒を振舞ったり、ミニコンサートを開く予定だと係りの人が話してくれた。
飛騨各地では日本一を競うかまくらを作って、観光地の呼び物にしていたが、この種の事故ははじめて聞く。
原因を究明中だが、寒気が緩んで雨が降ったのが影響したのだろうか。
奥飛騨温泉郷の中尾温泉でも「かまくらまつり」が開催中であったが、急きょ取り止めになった。
ほんのりと明かりが灯るかまくらの中で、温かい甘酒を飲んだことを思い出す。

庭にうず高く積もった雪を除けて、かまくら作りを始めたところであったが中止することにした。


雪の山をくり抜く平湯方式ではなく、雪を固めたブロックを積み上げて作るイヌイットのイグルーである。
ドーム型に上を少しずつ絞りながら、天井までブロックを積み上げる計画であった。
ブロックの間に水をかければ固く凍るので、崩落することはないと考えていた。


直径2メートルほどの大きさで、土台部分を2段まで積み上げたが、今朝見たら半ば雪に埋まっていた。
来月の初めに、雪ん子たちが遊びに来るので、雪遊びの呼び物にするつもりだった。
作業中に埋まっても近くに助けてくれる人もいないし、子供たちを巻き添えにしたら元も子もない。
不安定な天候で、思わぬ事故にあわれた方はお気の毒でならないし、雪や氷を呼び物にした観光地にも、様々な影響をもたらしている。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (志帆)
2012-02-10 10:21:28
事故のことはテレビでみましたが、自然は何をもたらすか分かりませんね。

観光地の呼び物にも影響があるとか、雪や氷も美しいだけではないのですね。
かまくら作り、残念でしたね。お孫さんたちは楽しみにしていらしたでしょうけど・・・。
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かまくら (ryo)
2012-02-10 11:53:14
雪って、重みは恐いんだなぁと
崩落事故であらためて知りました。

実験していましたが、身体に20センチも載るともう
動けないそうです。

かまくらは大丈夫そうなんですが
やっぱり、お孫さんに万一のことがあっては大変!
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Unknown (山里の住人)
2012-02-10 15:56:26
志帆さん
ほんとうに何が起こるか分かりませんね。
ただでさえ客の少ない冬の温泉街も自粛ムードで気の毒です。

安全なそりの滑り台でも作ろうかと思ってます。
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時には白魔に (山里の住人)
2012-02-10 16:04:16
ryoさん
湿気を含んだ雪は想像以上に重いし、固まると身動きが取れないので怖いです。
きれいな雪も時には白魔になって襲い掛かってきます。

似たような事故もあったので、危険は避けることにしました。
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