今まで紹介してきた桜の他にも地域ごとに人々に愛され守られている桜があります。見頃は過ぎているのですが幾つか撮りためしたものを紹介しておきます。
菅原神社のシダレザクラ
富岡市妙義町菅原の菅原神社の参道に植えられている2本のシダレザクラです。結構有名な桜なのだそうですが見頃は過ぎていましたので、来年は満開時に撮りたいと思っています。
松井田町新井の塚桜
松井田町の天神山トンネルを抜け、坂を下りきった右側の塚に植えられたソメイヨシノです。単木で樹形が整っていて見応えがあります。
浅間山の噴煙とソメイヨシノ
安中市松井田町西横野の信越線跨線橋から浅間山を望むと小学校のソメイヨシノが前景となって山を引き立ててくれます。
農業用水路脇に植えられたソメイヨシノ
このソメイヨシノは戦後まもなく北朝鮮の人たちが帰国するときに記念として植えていったものだそうです。大きくなって道に張り出して枝を切られ、後方の妙義山は高圧鉄塔が林立して見栄えが悪くなってしまいましたが、大切な記念樹です。
現在、道路の補修や農業用水路の改修によって手前のものと後方に写っている2本が残っているだけです。

何時もなら4月20日前後の満開が多いのですが、何年ぶりかの早い開花です(早咲きの記録は平成14年が4月8日、平成9年が4月13日満開、平成16年が4月14日)。4月14日現在で管理棟周辺が見頃を迎えています。

ウォルターウエストンが日本で最初にザイルワーク技術を使って妙義の案内人・根本清蔵と登った筆頭岩をバックに・・・。少し花つきがわるいのですがね。

この他に中央園地周辺のジュウガツザクラやオオカンザクラ、オオヤマザクラなども満開です。平日でも時間帯によっては管理棟の駐車場は満車状態です。下仁田側から上って第1駐車場や第2駐車場を利用した方が賢いと思います。


これからはカスミザクラが開き始め、4月下旬から5月中旬にかけてサトザクラ各種が咲いて行くことでしょう。
5月3日には「下仁田さくら祭」も予定されています(詳しくはこちらページをご覧ください)。
学校にはソメイヨシノがよく似合うと思います。小さい頃からの刷り込みと言うか、原風景と言うか・・・お寺などはヒガンザクラ、神社はシダレザクラという風に思い込んでしまっていますが、皆さんの原風景はどうでしょうか?
【小学校のソメイヨシノ】
さくら便り(2)で紹介した不動寺の隣にある小学校のソメイヨシノです。校庭の周囲に植えられている100年近い樹齢のさくらです。ソメイヨシノの寿命は60年程度とよく言われますが、このソメイヨシノを見るともっと長寿なのではないかと思ってしまいます。

この撮影をしている時に、散歩に来た80歳だという方が「俺が小学校の頃に、植えてから30年だと聞いた」と言っていました。この人が10歳の時と考えると30+(80-10)=100ですから、やはりそうなのでしょう。

私が小学校の低学年だった頃、すでに相当太くなっていて満開時期は写生大会が行われていました。画板に画用紙、クレヨンをもって桜と妙義山を描いていた思い出があります。高学年は校門から外に出てもよく、クレヨンではなく絵の具を使って書いていたのでうらやましかったなぁ・・・。
【中学校のソメイヨシノ】
我が母校の中学校は私が3年生の時に統合し新校舎ができあがりました。それから桜が植えられたのですから40年生くらいのソメイヨシノです。
枝が張って整った樹形をしていてバックの妙義山と調和していたのですが、いつの間にか、無残にも枝を落とされてこんな樹形になってしまっていました。

これならば、いっそのこと根元から・・・。
「桜切る○○、梅切らぬ○○」という言葉が有るのですがねぇ・・・。
私の通勤路の途中に、木はまだ若いけれど結構見応えのあるソメイヨシノ並木があります。それは人見城趾脇の坂道を通り、柳瀬川を渡って信越化学松井田工場脇を走る道です。此処にはソメイヨシノがたくさん植えられていて満開時には見応えがあります。
【人見城趾のソメイヨシノ】
信越化学松井田工場の南側、丘陵断崖面に築城された『断崖城』といわれる人見城は、南北朝時代に人見四郎恩和の館であったものを、戦国時代に砦として改修されたものだと言われています。
柳瀬川からの斜面に植えられたソメイヨシノ・・・地域の人々に愛されている場所のようで平日でもシートを敷いて花見をする姿が見られました。夜桜見物用の提灯も設置されていました。
【信越化学工業株式会社 群馬事業所松井田工場のソメイヨシノ並木】
この工場が出来たのは平成4年と聞いていますので、20年も立たない若木なのでしょうが満開時の花のトンネルは見応えが有りますね。
ただし、道路脇の緑地帯に植えられている桜なので駐車場もなくゆっくりと見ることは出来ません。通りすがりに「わぁ!綺麗」という程度・・・。
(ここ数日気温が高いのでブログにアップする頃には散っているかも・・・)
既に5~6名の釣り人が待っていて徐々に増えてきました。7時過ぎに運搬車が到着して大正橋から開始して芦ノ和田橋まで一般の釣り人にも手伝ってもらって手際よく放流して行きます。
放流後に直ぐ釣りを開始して良いので釣り始めたのを見ていると、あまり釣れないようです。時間が経って落ち着かないとダメかな・・・。

下流に行って放流しているKOさんやKさんが帰ってくるのを待って8時頃に竿出しです。今日は最初から細仕掛けで釣ってみました。コンスタントに当りが続いていたのですが、暫くするとスレて来たのか喰い渋りだしたので、下流の芦ノ和田橋に移動しました。

ここも、大分攻められたのか喰い渋りぎみでイクラ、ヤマメ卵、ハチッコ、モロコシ、ピンチョロと餌を変えながら釣って12時ころに制限に達し、お昼を食べて終了しました。
今回は妙義山の山麓にある妙義神社の桜です。

神社発行の妙義神社略記には「妙義神社は、奇岩と怪石で名高い妙義山の主峰白雲山の東山麓にあり、老杉の生いしげる景勝の地を占めている。創建は「宣化天皇の二年(537)に鎮祭せり」と社記にあり、元は波己曽の大神と称し後に妙義と改められた。」と記されている由緒ある神社です。

この神社の石段は雰囲気が良いので、NHKの大河ドラマ「義経」で鞍馬寺の替わりに、そして現在放映中の「天地人」では雲洞庵の石段のロケ地にもなっています。


ここのシダレザクラは樹齢約200年の古木で、巨岩を積み上げた高さ10mの石垣の上から滝のように咲き乱れる花は「素晴らしい!」の一言に尽きますね。

ただ、現在シダレザクラは葉桜に近くなってしまい、ベニシダレとソメイヨシノが満開です。見に行く方は急ぎましょう。
今日は、これからヤマメの成魚放流に行ってきます。
上州漁協松井田支部のアユの放流作業が始まりました。
4月11日(土曜日)朝8時に集合との連絡があったので中瀬に集合して準備を始めました。川の水温は12.5℃です。水温馴致をする必要があるかもと川の水を汲み上げておきます。
アユが到着して水槽の水温を計ると15℃です。微妙なところですが、せっかく汲み上げておいたのだからと少しだけ水を入れて馴致しました。
その後、あまぬまに100kg、中瀬大橋100kgをバケツリレー及びシュートで放流しました。結構大きなアユでしたが元気に泳ぎだしていきました。無事に育って欲しいものです。
今日は夏日になり、気温はぐんぐん上がって日向は29℃、家の中でも27℃と暑い中、カワウからアユを守るため案山子立て、糸張りを役員総出で行い終了したのは3時過ぎでした。皆さんクタクタです。ご苦労様でした。
そして、おまけですが、あまぬまの桜も満開でした。この桜は私達が10年前に植えた桜です。約500mの堤防沿いの道に50本植えられています。
今回は湖沼と桜をテーマにしてみました。
【大塩湖とソメイヨシノ】
富岡市南後箇にある大塩湖は周囲3.2kmの人造湖です。周囲にはソメイヨシノ(約1000本)の他たくさんの花木が植えられ、トイレやベンチなどの施設も整備されていて市民の憩いの場となっています。
冬場は水鳥が多く飛来している他、ワカサギ釣りを中心に休日・平日を問わず釣り人で賑わい、湖畔の周遊道路を散歩やジョギングをする市民の姿も絶えません。
注)桜シーズン中の土日は周遊道路が左回り(反時計回り)の一方通行になっています。
【丹生湖とソメイヨシノ】
丹生湖は富岡市丹生にある周囲4.3kmの人工湖です。年間を通してヘラブナ釣り、冬はワカサギ釣りができる管理釣り場となっています。
妙義山を西側に望める湖の周囲には約600本のソメイヨシノが植えられているそうです。満開の桜の下で釣り糸をたれるなんて優雅でしょうね!
お昼は、こだわりのお蕎麦【士道庵】
今日は昼休みに大塩湖へ撮影に行ったのですが、途中「士道庵」で三色蕎麦を食べました。三色蕎麦は「せいろ蕎麦」「絹蕎麦」「田舎蕎麦」の三色が盛られた蕎麦です。
のど越しの良い「せいろ」、腰の強い「絹」、素朴な味の「田舎」・・・全てが美味しかった。次回は何を食べようかな?
【一峰公園のソメイヨシノ】
一峰公園は高田川と鏑川に挟まれた河岸段丘上の丘陵地のため、旧国道254号からもバイパスからも満開の桜(ソメイヨシノ100本)が目を引きます。

シーズンには大勢の見物客で賑わい、頂上の駐車場は使えないようで旧道沿いには臨時駐車場が作られていました。また、夜桜見物も楽しめるように提灯が吊してありました。

【貫前神社参道のソメイヨシノ】
上毛カルタで「ゆかりは古し貫前神社」と詠われる千有余年の歴史を持つ由緒ある貫前神社。その表参道の・・・大鳥居に続く坂道の両側に植えられた約50本のソメイヨシノ・・・花のトンネルです。

ここも夜桜見物が出来るように提灯が吊されています。

ここ数日暖かく、各地でソメイヨシノが一気に満開になってしまいましたが、紹介したい場所が幾つも・・・
既に散り始めに入った場所も出てきましたので、散ってしまいそうな場所から行きますか。
ここは、ご存知でしょう「小幡の桜」・・・雄川沿いの桜です。
今年は、4月12日(日)に甘楽町発足50周年事業「第25回 城下町小幡さくら祭り 武者行列」が行なわれるそうです。水戸黄門に出演の「由美かおる」さんも参加だそうです。
少し、散り始めになってきました。お祭りまで、あと5日持つといいなぁ・・・雨よ降るな!風よ吹くな!
明日は、富岡市の一峰公園と貫前神社参道のソメイヨシノを予定しています。
仕事前に桜の撮影を思いたち我が母校の小学校と中学校に・・・。
桜はまだ3~5分咲きの状態です。ふと気が付くと聞きなれない野鳥の声が聞こえてきます。
いよいよわが町にも入ってきたのか(それとも私が気がつかなかった?)・・・そうですガビチョウの鳴き声です。複雑で大声で、でも少し美しい・・・。
声のする方を探すと居ましたよ。白いめがねの愛嬌のある鳥が・・・。
きれいな桜に囲まれて楽しそうに鳴いていました。ラブソングかな?
う~ん、撮影に成功しても・・・何故か嬉しくない!
この鳥は日本には棲んではいけない鳥・・・、特定外来生物に指定されているのですから・・・。
さくら便り(2)で紹介した細野のヒガンザクラは群馬県指定の天然記念物ですが、今回紹介する行田(おくなだ)のヒガンザクラは安中市(旧松井田町)指定の天然記念物になっています。
上信越道の松井田・妙義ICから南に2分位のところにあります。樹齢は400年以上、樹高10m、目通り周6mの巨木ですが、幹が空洞化しているため何本もの桜が集まったようにも見えます。
妙義山をバックにした位置から
この付近には、このヒガンザクラの子孫なのでしょうか沢山のヒガンザクラが植えられています。そして、妙義神社のシダレザクラの子孫なのかは不明ですが、シダレザクラも沢山植えられています。その幾つかを紹介しておきます。
まずは、ヒガンザクラと畑を隔てた西側にあるシダレザクラです。
そして朧月とシダレザクラ
行田ヒガンザクラの直ぐ南西にあるシダレザクラ
妙義神社に通じる県道沿いにあるシダレザクラ(電線が邪魔ですね)
ついでに妙義神社まで足を伸ばしてみましたが、まだ早いようでした。一週間後くらいが見ごろかな。
そして、妙義山の東側には妙義神社があります。ここは高い石垣から垂れ下がって咲く「シダレザクラ」で有名で、黄桜(本名はウコンザクラ:鬱金桜)も植えられています。妙義神社のシダレザクラの影響なのか旧妙義町や旧松井田町にはシダレザクラが多いような気がします。
こちらは妙義町の道沿いに咲いている少し白っぽいシダレザクラですが単木で形が整っていてバックの妙義山に良く合っています。

そして、松井田バイパスの法面に植えられている2本のシダレザクラです。まだ大きくはないのですが他の樹木が無い斜面では目立つ存在です。

次は、松井田町の個人宅のシダレザクラです。先日の雪(3月27日)で花びらが痛んでしまい見ごろは過ぎてしまいました。

シダレザクラは顎筒の基部が丸くふくらんでいるのでエドヒガンの枝垂れ品種と言われる理由が分かるでしょう。
シダレザクラの紅色が濃いものを「ベニシダレ(紅枝垂)」、八重咲きのものを「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」と呼んでいます。紅色が強いものはシダレザクラよりも開花時期が遅くなっています。
そして、顎筒がやや縊れた釣り鐘型で白色が強い枝垂桜を「シダレソメイヨシノ(枝垂染井吉野):オオシマザクラとシダレザクラの掛け合わせ」と呼んでいます。
本来、群馬県は遺伝子の交雑を防ぐため県産種苗(吾妻I川が原種)のヤマメを放流するようにお願いしているのですが、今回は新潟の種苗でした。ちなみに烏川は県産だそうです。
午前11時に松井田・妙義ICで積み替えです。(後方の山は妙義山)


この後、2班に分かれて増田川の上流域に放流してきました。細かく放流したため12時半まで掛かってしまいました。

釣り人の皆さん、1~2年後に楽しむため稚魚が釣れてきてもリリースよろしくお願いします!
今回は私が住んでいる松井田町の「さくら便り」です
【今が見ごろ!細野のヒガンザクラ】
群馬県の天然記念物に指定されている細野のヒガンザクラが見ごろになりました。
樹高19m、目通り周4m、推定樹齢500年という巨樹です。青空に浮かびあがる淡紅色の樹冠の壮大さに圧倒され、ただ見上げるばかりです。
【不動寺のヒガンザクラ】
私が何十年も前に卒業した小学校の隣にある不動寺、1243年(寛元元年)滋猛上人の開山という古いお寺です。ここの本堂脇、鐘突堂の裏に大きなヒガンザクラがあって目を楽しませてくれます。こちらは盛りを過ぎたのか、花びらは散ってはいませんが色が白っぽくなってきました。