ネガティブが教える書き方のすべて（はじめにと目次）

最近、ネガティブな文章の需要が増えているようです。以下のような人はネガティブな文章の書き方を必要としているのではないでしょうか。

相手に遠慮してもらうのを促させたい、つまり、自分から断りたくないというやさしい人。ポジティブな社会において個性を際立たせるためにあえてネガティブを選ぶ未来派志向の人。

また、本来はネガティブにもかかわらず、ポジティブな言語表現しか知らないために素で書けない人。昨今の学力低下の例にもれず、ネガティブな人も文章力が低下しているために、ただの電波な文章になってしまう人。

これらの人にとって、本書は有効なものとなるでしょう。


第１章
表現より思考法
　キーワードは「自己完結」―相手を決め付ける勇気―
　価値基準を「正しさ」においてみる―楽しさや優しさから離れて―

第２章
ネガティブにするための表現集
　「どうせ」「そもそも＋一人称」「（予想外のことへは）わかっていた」
　「君も僕を～」「無駄ではあるが＋（ポジティブな事柄）」

第３章
実践文例集
　片思いの相手へのメール
　　出会った日・はじめて二人で映画に行った日・告白・付き合い始めた日
　会社編
　　企画書（新しい発泡酒の宣伝）・報告書（荒川区の工場の視察）
　家庭編
　　子供との交換日記・子供への買い物の依頼・妻からのＧＷの旅行希望
　生活編
　　自治会長就任演説・市議会議員への要望・スーパーの店員への抗議






注
ネイティブが教える書き方のすべて 英文レターコミュニケーション という本があることを知りました。題名だけ見たらパロディを考えてしまいました。