グランド・プラズマティックはイエローストーンの多彩な見ものの中でもひときわ目を惹く。けれど、大きすぎるので近くへ行けば楽しめるというものでもない。
**朝、グランドティトン国立公園のジャクソンレイクロッジで目覚める。部屋の前からそのまま川へ続く平原が広がり、その向こうにモラン山が聳えている。
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午前中ジャクソンレイクの周辺をまわり、北へ向かう。午後にはイエローストーン国立公園に到着。まずはビスケット・ベイスンを見学。木道を歩くと色とりどりの温泉が噴出している。なかでもこのエメラルドは吸い込まれるような透明な青さ。
次にミッドウェイ・ベイスンにあるグランド・プラズマティックを見学する事にしたけれど、ここはただその場所へ行くよりも少し離れた山の上に登ったほうが寄り美しく見られる。途中から湯気まで青く染まった大きな湯たまりがあるのがわかる。そしてこんな道なき道だけれど⇒こんな風に見ることが出来るのです。
再び車に乗りグランドプラズマティックを近くから見るとこのような雰囲気であります。
**イエローストーン国立公園の北部に位置するマンモス・ホットスプリングスは石灰棚が有名、そう、トルコのパムッカレとよく似た場所だ。確かに同じ雰囲気。1970年代の写真を見ると湯量豊富であったようだが、正直今はだいぶん枯れてしまっている。ただ、湯量や湧き出す場所というのは毎年変化するので、これからどうなるかは分からない。
北ゲートまで行く。ルーズベルト大統領が贈った門がそびえている。
再び公園内へ入るとすぐにエルクに出会った★注「エルク」というのはヨーロッパとアメリカで別の鹿を指している。
今日のホテルはマンモスホット・スプリングスの歴史的ホテル。コテージスタイルで、いかにもレトロ。部屋にはテレビも電話もありませぬ。が、別棟のレストランへ入ってみて驚いた。統一感のあるアールデコ装飾の空間であります。