旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

《手造の旅》五島列島~小値賀島の「おと家」でチャンポンと歌。マルゲリータへ戻る。

2020-11-19 08:19:51 | 国内
小値賀の港へ入るとこの「あわび館」の建物が目立つ。

干しアワビは遣唐使の時代から小値賀の名産だったとされる。
お土産に買って帰りたい、と思って入ってみると…

かつての栄華を感じさせてくれる貝殻はあったが
「あわびもサザエもありません…」というお返事。
はじめて訪れた時から来るたびに寄ってきたが、今回も残念。
**

お昼ごはんには新小値賀名物になってきたそうな(^.^)「おと家」の

チャンポン
2018年4月の夜に訪れた時には売り切れで残念だったが、今回やっと楽しめた。
※その時のブログをごらんください


今回も遣唐使船についての「四つ船」を歌っていただいた。
長崎・五島の方言で娘を嫁がせる父をうたう「なみだんずっけん」、泣かせてくれます。
**
小値賀の歴史を俯瞰できる資料館を訪れる。

かつてはこのすぐ下まで海だった。

鯨漁で隆盛した小田家の邸宅。
ほんの十五年ほど前までここには最後の代の方がお住まいだったが、すべてを小値賀町にゆだねて長崎のお子さんのところへ移られた。
古墳時代から現代に至るまでの小値賀が詰まった場所である。
※2017年に訪れた時のブログごらんください

小田家代々の木像がある万日堂、台風被害で中は見られないと言われていたが少しだけ覗くことができた。

***
かつて鯨をさばいていた海岸へ出る。

これはアワビを集めていた記念碑。

ふたたび好洋丸で中通島の津和崎港へ戻る。

予定時間よりだいぶ早く着いてしまい港をぶらぶらしていると、バイクに乗った集落の方が声をかけてくれた。
「家からみておったらず~っとおられるけぇ、見て来とおとさんに言われて」
交通機関もほとんどない津和崎に取り残されているのかと心配してわざわざ様子を見に来てくださったのだった。
「うちのお父さんも今年で八十なので船をおりることになったのよ」
と、寂しそう。
防災無線が明日土曜日の朝八時から集落の祭りだとアナウンスしている。
人口が減り続けている集落でお祭りを続けていくのもたいへんだろうなぁ。

きのうより一時間早く、夕陽の直前にマルゲリータに戻ってきた。

****

今晩は和食です


五島牛とムートンのカデがぴったり(^.^)


明日は土曜の朝なのでここに焼きたてのパンが並びます(^.^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする