「四日間通っているんです」

ガンダン寺の木陰で静かに座っていた女性は休憩していたのではなく
講堂から外に拡声されている高僧の説法を聴いていたのだった。
見回すと周囲に同じような人がいる。
「なんという方なんですか?」と訪ねると

↑自分のSNSにある高僧の写真を見せて名前を言ってくれたが↑
↑キリル文字で表記されたチベット僧の名前はまったく聴きとれない。
通訳さんに発音しなおしてもらって、
強いてカタカナ表記するなら、「ジャトー・リンドゥッチ」となろうか。
彼はふだんはチベットに居て、
今日まで四日間モンゴルを訪問していたのだった。
「わたしたち、運がよいですねぇ」
通訳さんがめずらしく行ってみたそうにしている。

ガンダン寺の本堂よりも大きな新しい講堂へむかった。


階段下まで熱気が伝わってくる。

内陣は僧侶でぎっしり、外周に一般客が行列している。
高僧は↑ピンク色の巨大な花弁の中で問答をしているようだった。
チベット語の経典を読みモンゴル語で説いていると通訳さん。

↑「ジャトー・リンドゥッチ」という高僧はどんな人なのか↑後日検索したが日本語ではもちろんラテンアルファベットでもまったくヒットしない。キリル文字が打ち込めないPCでは役にたたない。インターネットで「世界中」と繋がれるようになったと錯覚しているが、実際には文字や言語の壁はとても厚い。この場合、高僧の名前はもともとはチベット語で、それをモンゴル語で発音しロシアのキリル文字を使って表記しているのだから何重にも壁がある。
「入院しているうちのお母さんにきかせてあげたかった。代わりに行ってきたよと言ってあげます」
嬉しそうな通訳さん。普段は見えないモンゴル人のチベット仏教との深いつながりを感じた。
冒頭の女性はダライラマ14世が来日した際にお世話係として同行したのだそうだ。
その時の写真はアイドルとのツーショットのようだった。

ガンダン寺の入口には占い師も座っている。


ガンダン寺の木陰で静かに座っていた女性は休憩していたのではなく
講堂から外に拡声されている高僧の説法を聴いていたのだった。
見回すと周囲に同じような人がいる。
「なんという方なんですか?」と訪ねると

↑自分のSNSにある高僧の写真を見せて名前を言ってくれたが↑
↑キリル文字で表記されたチベット僧の名前はまったく聴きとれない。
通訳さんに発音しなおしてもらって、
強いてカタカナ表記するなら、「ジャトー・リンドゥッチ」となろうか。
彼はふだんはチベットに居て、
今日まで四日間モンゴルを訪問していたのだった。
「わたしたち、運がよいですねぇ」
通訳さんがめずらしく行ってみたそうにしている。

ガンダン寺の本堂よりも大きな新しい講堂へむかった。


階段下まで熱気が伝わってくる。

内陣は僧侶でぎっしり、外周に一般客が行列している。
高僧は↑ピンク色の巨大な花弁の中で問答をしているようだった。
チベット語の経典を読みモンゴル語で説いていると通訳さん。

↑「ジャトー・リンドゥッチ」という高僧はどんな人なのか↑後日検索したが日本語ではもちろんラテンアルファベットでもまったくヒットしない。キリル文字が打ち込めないPCでは役にたたない。インターネットで「世界中」と繋がれるようになったと錯覚しているが、実際には文字や言語の壁はとても厚い。この場合、高僧の名前はもともとはチベット語で、それをモンゴル語で発音しロシアのキリル文字を使って表記しているのだから何重にも壁がある。
「入院しているうちのお母さんにきかせてあげたかった。代わりに行ってきたよと言ってあげます」
嬉しそうな通訳さん。普段は見えないモンゴル人のチベット仏教との深いつながりを感じた。
冒頭の女性はダライラマ14世が来日した際にお世話係として同行したのだそうだ。


ガンダン寺の入口には占い師も座っている。
