一人旅

2005-10-03 23:50:41 | Weblog
   昨日とはうって変わって涼しい一日

  尊敬する永六輔さん曰く
  旅行は帰ってくると前提のあるもの、旅は帰路がなく、ずっと往路
  だという。

  めざすところがあるうちは旅の途中なんだろう。

  去年こそ父の入院騒ぎで出かけられなかったが、毎年夏休みには
  一人旅に出る、何泊になるかは決まっていない,夏休みは自分で
  決められるから始末が悪い、携帯電話でもなければ家出のように・・
  最初のうちはなんだかんだと言っていた家族もここ数年は諦めという
  私にとっては至高の旅となる。

  1回出かければ1500キロは移動する。
  勿論車で、最初は奥の細道を訪ねる旅だったはずが、いつのまにか
  お気に入りの場所探し、美味しいもの探しの旅になった。

  今お気に入りの場所が2箇所ある。
  一つは秋田県の錦秋湖という湖、ここで見る天の川はプラネタリウムなど
  問題にならないほど美しい、いや美しいを越えて神秘なのだ。
  車の灯りを消せば、星の光しかない世界は怖いほどになる。
  秋には行ったことが無いのが残念だが、ここは紅葉の頃がいいという。
  また,温泉がいい。サービスエリアの温泉が500円で入ることが出来る。

  もう一つは新潟の越前浜・・佐渡が目の前に横たわっている。
  雲が佐渡の向こうから次から次とやってくる,テレビで見る天気図
  そのままに・佐渡の後ろの大陸を感じる瞬間であろう
  一日冷えた缶ビールを片手に座っていても飽きない。
  この辺りで食べる岩牡蠣は絶品だ。
  
  足をもう少し伸ばして柏崎へ、駅前の食堂兼居酒屋は句会の仲間を 
  連れて行きたいと思っている。その日浜に上がった魚が写真で選べ
  焼いても煮ても刺身とも何でもしてくれる。
  八海山という酒はここで飲むに勝るものは無い。
  
  一人旅は独り言も多くなる。
  いつもの事だが「また,来よう」


     ころころの今日の俳句


       父と子と同じ目をして拾ふ栗

     ころころの独り言

  日曜日の句会の前に行った植物園で栗拾いをしている親子にあった。
  まだ、幼稚園ぐらいの男の子。きっとお父さんがすきなんだろうなぁ

     ころころのお気に入り


       一山の枯れの中なる芭蕉塚   宇佐美野仏
  

  
コメント (1)
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