誰だって初学時代・・・

2005-10-12 22:39:02 | Weblog
    久しぶりの秋晴れ

 私の宝物の一つに俳誌がある。馬酔木,雲母、秋、沖
 手元にある一番古い俳誌は昭和46年十月号の沖、定価200円
 沖発刊から通刊13号にあたる。
 古い俳誌を見る楽しみは、今、俳句を生業としている俳人の名前を見つける事
 にある。どんな俳人にも初学の時代があり、その時代にどのような句を詠んで
 今に至ったか?特に同人欄ではなく、一般欄での発見は嬉しい。
 それは自分への励ましであり、慰めでもある。
 勿論,自分は俳句を生業にするつもりも、その資質もないが・・・
 俳句で名を売るには、ただ単に良い俳句を詠めればいいわけではない。
 まづは,結社に入り,師の指導を受けることから始まり、
 そこは,俳句界の家元制度みたいなもので、それなりに貢物的な会員確保や
 パーティー券の販売ではないが俳誌の拡張など,奉仕なるものをしなければ
 ならない。引き揚げてもらうための努力をするということになる。
 それから俳句になる。 そこがどうしても馴染めない。

 話は少しそれた。
 その沖に今瀬剛一さんの名前を発見。

 一般作品集3句欄にあった。

     海と月残して麦を刈り終る
     廃校の天に開けり蟻地獄
     紫陽花に夜空のどこか光をり

 さてさて、どうでしょうか?私は元気になりました。

  
    ころころの今日の俳句

  
       稲光一瞬君の町つなぐ  (ころころ29歳) 

   
     ころころの独り言

    最近は絵を描くのに時間がかからなくなった。慣れたのではなく
  手抜きなのかも知れないが、そのほうが納得できるものが描けるような
   気がするから不思議。


     ころころのお気に入り


    海峡のなかほどくらき野分波    能村登四郎



  1時間ほど前に描いた柿,自分で描いてて食べたくなった。

 
 
コメント (2)
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