春を待つ事のはじめや酉の市

2005-10-14 21:21:21 | Weblog
   天気予報に反して秋晴れ

 明後日はもうお酉さま、ほんとうに一年が早く感じます。
 酉の市の名物といえば、まず縁起熊手、金銀財宝かたどったものを詰め込み
 運を「かっこむ」福を「はき込む」と言って開運招福、商売繁盛を願ったもの。
 毎年大きな物に替えていくという。
 それと、頭芋(八つ頭)、それを食べて人のかしらに(頭)に立つという何とも
 江戸っ子らしい洒落の利いたいいまわし
 子供の頃は父と兄と三人で毎年浅草の大鳥神社に行っていた。子供にとってみれば
 そんな縁起など知る由も無く、ただただ縁日の屋台が目当てで、ねむい眼を
 無理やりこじあけて付いてまわった。
 屋台の切れ目には振る舞い酒の樽酒があり、屋台には八つ頭も黄金餅も切山椒も
 売られていたのを思い出す。今では八つ頭も黄金餅も売る店が見当たらなくなって
 かろうじて切山椒を商う店が出ているようだ。
 今年は二の酉に出かけてみようと思う。

        ころころの今日の俳句

    
         酉の市手締めの渦に呑まれけり


        ころころの独り言


   どうしようか迷った末に八つ頭の絵を掲載した。自分では良く描けた
   つもりでも,最近は八百屋の店頭でも売ってないから,見る人にはそう
   見えないかもなぁ・・・


       ころころのお気に入り


       秋冷や祈りの指を固く組む     大塚和子 
 


コメント (2)
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