秋の一日

2005-10-23 19:07:28 | Weblog
     まさに秋晴れ

 睡眠充分で起きた朝は秋晴れの清々しい風がきもちいい。
 こんな日は家に篭っていたのではもったいない。
 連合いを誘ってみる、深川にいってみる?
 前に友人と行ったが休みだった深川江戸資料館に行ってみたいとのこと、
 早々身支度を整えながらTVをつけてみると今日はBSの全国俳句大会の日
 兼題「猪」「小鳥」「すすき」こりゃ即吟は無理だとおもいつつも、小鳥で
 一句。でもいつもFAXが混んでいて繋がらないので諦めながら取り合えず
 送信・・・おっ繋がった・・・2分後出発。
 
 まずは清澄庭園へここは何度も訪れてはいる、緑豊かで隅田川の風も入り
 こまごまとした下町の穴のような空間。今の時期は花もないのだが、
 小さな子供連れ、いかにも吟行途中のような集団、そして中年の二人ずれ。
 この秋を楽しんでいる。車を清澄庭園に置き、これから下町散歩。
 芭蕉庵へ入場料¥100.下の広間,二階の広間,この日は3組の句会を
 やっていた。芭蕉さんの字を丹念に観察した。奥の細道の資料は興味がある。
 いつか連衆と行く計画を立てるつもりで少し勉強し直している。
 もう時刻は2時、少し腹も減ったがもう少し我慢の散歩,いよいよ連れの希望の
 深川江戸資料館へ¥300。江戸の深川,小名木川あたりの家屋の実物大の
 ジオラマがその時の生活家具とともにある、一軒の屋根の上には猫が寝ている。
 時たま「ニャ~ォ」と鳴いて頭を上げてくれる。これがここの楽しみだ。
 長屋が再現されており、みな4畳半ながら,へっついも神棚もしつらえてある。
 小さくても心豊かな生き方をしていたのだろう。
 とうとう腹の虫が鳴き出したので、表に出る。腰痛で留守番の娘に浅蜊の佃煮を
 買う。土産物屋のおやじに「深川飯の旨いところある?」土産物屋の前は
 深川飯屋なのだが,外にまで客が並んでいる。
 「あそこの角を曲がった、蕎麦屋のあさり丼は旨いよ」あさり丼?聞いた事が無い
 。言いつつも教えてもらった店に飛び込む。先客は3人。蕎麦屋と聞いたが
 品書きは「あさり丼」「あさり蕎麦」「あさりうどん」しかない。
 深川飯は浅蜊の炊き込み御飯か浅蜊のみそしるのぶっかけが普通なのだが、あさり丼
 はあさりの佃煮の途中過程というかまだ味の染みていない佃煮をかけたご飯。
 具は、あさり、春雨、たまねぎ、そして三つ葉。つゆダクである。しょっぱいが
 その荒っぽさはさすが下町。ただあさりはふっくらと生に近くて旨い。
 腹をさすりながら、門前仲町へ深川不動へ行ってみる。今度の目的は、参道近くの
 「入り江」という甘味どころ。そそくさと不動様のお参りを済ませ「入り江」へ
 甘いものは別腹というが、ほんとうだ。満腹にした腹も受け付けてくれる。
 クリームあんみつ¥820(うぇ高い!さっきのあさり丼¥850)
 しかし、美味い。餡といい何より豆がうまい。塩気がちょうど良く,柔らかい。
 昼少し前にでて約5時間の深川散歩。吟行ではない。散歩。楽しかった。


       ころころの今日の俳句


       小鳥くる公園デビューする善き日


      ころころの独り言

 夕飯は,深川不動のそばの伊勢屋で買ったおいなりさんになりそうだ。
 昨日の夕飯の七穀飯も残っている。白飯でおしんこですませたい。


      ころころのお気に入り


    名月や池をめぐりてよもすがら  芭蕉
コメント (2)
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