

昨日25日,前に参加していたGHの吟行句会が川越で有るとお知らせいただいた。
二次会は当時のお仲間、桑原けんじさんのパステル絵の個展会場で行うという事で
句会半ばから参加する。頭の中は吟行,句会のことはそっちのけで絵のことばかり
気になっていた。句会場に着いても、幹事の武藤さん,鈴木さんのほか知ったお顔が
なかった。武藤さんより、「投句は皆さんお済みですから、どうぞ投句して下さい」
句など,あるわけも無く、参加者12~3名の催促の眼差しを感じる。
ましてや即吟などできるはずもなく・・・それでもやっと1句投句
「羅漢仏みな目を瞑り秋思とも」 見事なヤケ即吟 1点入る

早々二次会場へ川越から少しはずれの小さなレストランだった。
壁には桑さんの見事なパステル絵画が10点ほど、
桑さんについては連衆から人となりを伺っていて、いつかお会いできればと
思っていたので、旧知の友のように感激した。桑さんも「お会いしたかった」と
言っていただき。今後句会を別にも是非に親交をとお願いして岐路に。
俳句というものは時には残酷なもので、身内の不幸や障害を持った方をも
客観写生なる、お墨付きで詠まなければならない。
桑さんは.耳が少し不自由とのこと、俳句にするという事は、絶対に同情にあっては
ならない。「障害があるから繊細」確かにあるかもしれないが、ご本人の心情は
とても愚人の私には理解し得ないだろう。
少なくても同じ目の高さで,正対することが大切だと思う。
時には文字をもたない絵にとてつもなく物語りを感じることがある。
そのことを桑さんの絵に感じて良い日を過ごした。

そぞろ寒羅漢の石の目と目会ふ

二次会で飲んだ芋焼酎がうまかった。「宝山」という銘柄。酔いもあって
先輩方々に失言があったかもしれないなぁ・・・・

蜻蛉や菓子屋横丁七曲り 昭一