翌朝、何食わぬ顔でチェックアウト。バスで移動する合間に、ロビーに置かれた新聞を広げる。
今年も鉄道フェスタの記事が載っていた。これは岩手日報のもの。
岩鉄事務局長氏の勤める胆江日日新聞の記事。他にも某大手新聞の地方欄にも掲載されてました。
会場に着いて、準備を進めていたら、「岩手日日新聞」にはなんと、1面トップで掲載されたことを知り、あとで買っちゃったりする。
これらの新聞や、TVでのニュース(初日に結構取材来てましたね)の影響からか、開場と同時にホールはたくさんの人で溢れかえり、あっという間に身動きが取れなくなる。聞くと、1時間に1000人の来場があり、昼までこのペースが落ちなかったという。
今回は、この上野駅を出展。夏の都営交通100年イベントに併せて作ったと思われるが、もともとこの岩手のフェスタ用に製作したものなのです。
上野はぁ~、おいらのぉ~、こ~ころ~ぉのえ~き~だ~(by 井沢八郎)
都電イベントでは飾りに終始していた地下鉄も、今回は北海氏の王子一式、アキサ氏の鬼子母神前モジュールと組み合わせて走行。とくに仙石線は大いにウケたなぁ。
王子周辺は、新幹線、ブルトレ、路面、地下鉄、そしてバスが快走。
Zホールのロビーでは、三陸鉄道はじめ、JR東日本、JR貨物らの物販、NREの駅弁販売が。写真は初日撮影ですけど。
外では、大船渡おさかなセンターから、いかのぽっぽ焼きを、
気仙沼の「はまらん家」からは、気仙沼風お好み焼き(はまらん焼)を販売。ぼくは初日にいただきました。なんと、あの復興屋台村にも出店していて、中落ち丼を食べた店の真向かいとのこと。行ったときはまだプレオープンだったから、やってなかったんだな。
三陸鉄道のブースでは、復興応援の写真集と、やはり復興応援の36形Nゲージ車両を購入(何もここで買わなくっても、という思いはあったのですが・・・)
本に載っている写真は、前回紹介した、岩鉄のTさんによるもの。
そして模型は、こんなところに置いてみた。
2日目のみだが、鉄道写真家の広田泉氏が来訪。じつは前日の懇親会から参加されてたのですが。ぼくは存じ上げてなかったので、名前からてっきり女性だと思っていた(すみません・・・)。
で、朝のバス移動ではなぜか隣の席にその広田氏・・・、これはいったい。
広田氏は、1回目の夜景運転の後に挨拶。
この日、自身が撮り収めた被災地の写真集と、東北復興を祈念した帽子を販売。ぼくは、後者の帽子を買って親にプレゼントした。
夜景運転の前になると、人がどんどん集まってくる。
来年オープンする、東京スカイツリーも注目の的。
閉場になる4時まで、まったく人の絶えることのなく、盛況のうちに終了した今年の鉄道フェスタ。最終入場者数は累計で、6,900人余と過去最大を記録。喜ぶ暇もなく片付けに入る。帰りも北海さんにお願いしなきゃならないので、撤収を急ごうとしたところに、ケーブルTVの者という人に突然インタビューをされる。「岩手の人はどんな印象でしたか?」「鉄道模型の魅力は何ですか?」片手にカメラを抱え、もう片方でマイクをこちらに向け、矢継ぎ早に聞いてくる。いきなり聞かれて、しかもカメラも回っている中で、まともに答えられるわけもなく、思ったことを、頭で考えながら、でも口から出る言葉ははっきりいって滅茶苦茶。思わず「こんなので大丈夫ですか」と訊いてしまった。ま、使わないでくれとあとで祈ったのだが。
帰りの新幹線の時間になるまで、撤収を手伝う。参加賞ということで、事務局長K氏からこんなものを頂いた。
三陸鉄道、田野畑駅の入場券だ。日付は「23.3.11」と、はからずもあの日が刻印されている。現在、田野畑駅まで鉄道は伸びていない。現在、北リアス線の宮古~小本までの区間から、来春田野畑まで伸びることになっている。
レールよつながれ!
ということで、5回にわたる東北放浪記(?)いかがでしたか?