かつて、神田にあった交通博物館が、昔、万世橋という名の駅だった、ということは小さい頃に読んだ子供向けの鉄道本を読んでたので知ってました。今も、中央線で神田からカーブしたところにホームの跡が残っている。
その記事中に、地下鉄銀座線にも、同じ名前の駅があったと書いてあったが、どこなのかはわからなかった。たまに乗った時に前にかぶりついて駅を探してみるが、列車のスピードもあるので、それらしい構築物(遺構?)は見つけられなかった。
木曜に放送していた「ブラタモリ」の地下鉄特集で、その場所が石○電気(注:訂正)の真ん前だというのを、初めて知ったと同時に、ここにあったの~、と驚いた。
あの場所に、地下鉄の換気口があるのは知っていて、電車が通ると、下から地下鉄特有の臭いのある風が吹き上げてくるのだが、その下に階段があって、それを降りていくと、かの「万世橋駅」という仮停留所があるという。停留所、という呼び方も不思議な感じもするが、当時の地下鉄は、建設コストその他費用面から、電車の大きさを市電(路面電車)と省電の中間くらいの大きさにしていた。今になってはかなり小ぶりなのだけど、そう考えれば停留所といういい方もありえるのかな?
地下鉄の万世橋はその先の神田川を潜るトンネル工事が完成するまでしか使われず、中央線の万世橋も、早期に廃止されたため、さきの本には「よくよくツキがなかった駅」と締めくくられていた。
ところで、タモリさんって本当に鉄道好きなんだな、と改めて思ったね。さっきまでやっていた「タモリ倶楽部」では京急の保線工になって2週にわたってレール敷く作業を放映してたな。「ブラタモリ」も、録画してたのを今やっと観終えてこれを書いているのだが、こちらも2週(後編がある)なのね。