今日は海老名へ外出。その目的はある車両を見に行くことだが、構内の裏手に回り、
行列並んで、1時間以上、
そしてついに
じゃーん。元祖SE(Super Express)車こと、小田急の旧3000型。ファミリーイベントの一環として、特別一般公開していた。ファミリー向けのイベントゆえ、子連れの家族が多かったな。でも見たことも乗ったこともないだろう、いまのお子ちゃまは。
卵とか、飛行機とか、昔のあじあ号(!)を思わせる車体。1992年の引退後に、原型に復元された姿だが、シンプルでカッコイイ。高速試験も行い、後の新幹線の設計にも生かされたという。
もともと小ぶりな車体ではあるが、車内は思った以上に狭いし、通路は案外アップダウンがある。
ロマンスカーという名と同時に、「走る喫茶室」というのも小田急特急のキャッチコピーで、日東紅茶あるいは森永が販売していた(ただし「走る喫茶室」はSE車登場以前からあった)。今のロマンスカーはワゴンサービスになっているらしい。
流線型の車体や連接台車(車両と車両の間を1台の台車でつないでいる)を採用したことで画期的だと評価され、第1回のブルーリボン賞を受賞したんだね。
逆サイドは引退当時の姿。
当初8両だった編成も5両になり、短くなった関係でSSE(Short Super Express)という愛称に変わったり、行灯と連結器カバーがついて不格好になった。その姿しか知らなかったので、子供の頃はあまり好きではなかったな(展望席がないのもキライだった一因でもある)。でも、のっぺりした感じのイマドキの電車に比べて特徴ありありで、今はイイな、とすら思う(だから見に行ったんだよね)。
おまけ。当時こんなCMソングがあった「小田急ピポーの電車(1961年)」。
http://www.youtube.com/watch?v=Z4FcBoKbNrw
歌はザ・ピーナッツとボニー・ジャックス。作詞作曲は、「鉄人28号」で有名な、三木鶏郎先生。この歌が入っているテープ持ってたんだよな・・・。