Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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まだまだ細かな作業です

2014-02-17 13:05:37 | Ferrari250TR NART 1958
今日は朝は曇っていましたが午後からは雨が降って来ました。
大雨ではないのでシトシトと降る感じですね・・・気温はまあ普通(笑)
でも春先の様に遠くの山は霞んで見えていましたね。
関東方面はまた雪の可能性が有る様なのですがここ山陰は完全に春の匂いがしていますね~。
関東地方と気候が入れ替わってしまった感じがしますね。

さて制作の方は本日Cafe手伝いのK子さんがお休みなのでお昼と夜の予約のお客様の厨房は私がまかなわなければなりませんでしたので手の動かし方は少々少なめ!?でした。
現在夜の部のピザコースの手伝いが完了したのでアトリエにて更新中!(笑)

制作は試作のNo.1シャーシでアクセルのペダルとつながっているリンゲージを作りましょう。
バルクヘッドに小さな穴を開けてあったのですがその穴からクランク状に曲げたリンクが出ていましていくつかのアームを介してキャブレターにつながります。
いくつかのリンクの一つの支点をサブフレームに取り付けます。
実車ではフレームから少し距離を取ってリンクが付けられていますのでフレームに外形0.8mm内径0.4mmのパイプをハンダ付けして固定致しました。
長いままハンダ付けしておいて後でカットしますと位置関係を奇麗に出す事が出来ますが穴や外形を後で調整をしなければなりません。
この穴を使ってリンクの支点を固定するつもりです。

リンクやロッドを取り付けると細かな部品なのですが大変引き立つのではないかと思います。

Ferrariと言えば12気筒のエンジンですよね~、特にクラシック系の250GTOとか250TRなどのV12エンジンは左右のシリンダーバンクの中央に6個のダウンドラフトツインチョークウェーバーキャブレターが並んでいます。このキャブには12本のファンネルと共に向かって左側にはメッキのガソリンのデリバリーパイプが取り付けられていて結構目立ちます。
この部品はエンジンにも準備されておらずだいたいのエンジンキットでも省略されている物が多いのですが結構目立つのでぜひとも再現したかったのです。
ただし1/43のエンジンではボディの厚みが厚くなりやすい為にエンジンの全高は若干低めにデフォルメされていますが、一番影響を受けやすいのはこのキャブレターの高さなのです。
まあ縮めやすいのも有りますが・・・このデリバリーパイプを作る上でこのキャブレターの上下寸法が詰められてしまっているというのは厄介な問題でしてキャブの高さの中に収まらない可能性も有ります。
出来るだけ細かく、作ってみようと思います。
外径0.8mm内径0.4mmのパイプを2.5mm間隔で両面テープに固定しておきまして0.4mmの洋白線をハンダ付けしてゆきます。
この洋白線1本が1台分になるのですが失敗するといけないので少し多めに作っておきます。

真鍮パイプの部分をリューターにダイヤモンドカッターで切ってヤスリで整形致します。
するとこんな感じになります~!(笑)
全ての真鍮パイプを同じ長さにする事、また0.4mmの洋白線よりも少しだけ長く残して整形する為には時間と手間が必要になります。

取り付けは真鍮パイプの穴にピンを通してキャブレターに取り付けたいのですが実車ではこの部分は六角の頭を持った真鍮製のバンジョーボルトという少し特殊な形状のボルトで取り付けられていますので1/43の方もアドラーズネストの六角ボルト(S)を差し込んで固定しようと考えています。この(S)ですとシャフトの部分は0.4mmと丁度良いのです。

いよいよ部品をキャブに取り付けますがキャブには取り付け穴も目印も全く有りませんから最初の1個の穴は自分で何とか良い場所に開けなければなりません。
一番開けやすい一番前のキャブに穴を開けて一番前を固定し、次は一番後の真鍮パイプを指で押さえながらキャブレターに穴を開けました。
そして後ろ側を六角ボルトで固定すると残りの4つは真鍮パイプをガイドにして穴を開けられますのでもう心配ないでしょう。
下の画像では前後の取り付けが完了して後から2番目の取り付けをしている所です。
差し込みつつある六角ボルトが見えますでしょうか?

アドラースネストの六角ボルトは連結式なので一手間かけてやらないといけません。
六角の部分の際で切りますがこんな感じに少しシャフトの部分が残ってしまいます。

バンジョーボルトの場合はこの出っ張りが邪魔になるのでこれを修正致します。
リューターのチャックに六角な部分を出してチャッキングします、そして400番くらいのペーパーを木片の固定した物でおおまかに出っ張りを削ります。
その後リューターを回しながら600番くらいのペーパーでボルトの六角な部分をやすりますと奇麗な六角ボルトが完成します。

1本づつ六角ボルトを差し込んで接着してゆきます。
手間はかかりますが良い感じになると思うんですよね~。

全てのバンジョーボルトを取り付ける事が出来ました。
こうなったらファンネルも付けてみておかなければ・・・もしかしてボンネットにでも当たればエンジンの高さ自体も変えないといけないかもしれませんね~。

明日は燃料のデリバリーパイプの量産をしないといけないのです・・・目が辛そうだね~。
他の新しい部分も進めたいんだけどね~どうなる事やら・・・デリバリーパイプ次第ですね。

AMR 1/43 Porsche Turbo 2.2 Daytona 1977

2014-02-17 12:58:33 | 最近手に入れたキットのご紹介
English Version

最近は新しいキットの発売がほとんど無いのでキットを入手するのはヤフオクか友人からの情報とか海外のショップからなどという事が多いのですが、それにしても珍しいキットを発見するチャンスが少なくなりましたね。
それでもこの最近ヤフオクを眺めていたら2つ程興味を引く物が出ていました。
片方には既に知人らしいID(上3文字なので絶対に知人だとは言えないのですけど・・・)で入札が入っていましたのでスルーしてこちらの方に入札しました。
お手つき(ボディが磨いてある)と言う事やこのモデルに近い完成品が近日中にアイドロンから発売されるので多少は安く落とせるかな~と思っていましたが・・・比較的低価格から始まったオークションは新品としてなら少し安く中古品としては少し高めの価格で落札出来ました。

このキットは今まで実物を見た事が無い物でした。
唯一見たのはミニチャンプスの商品を紹介している本で完成品の写真を見たくらいでしょうね・・・。
ちなみにその本にはこんな紹介がしてありました・・・

完成品としては最初の頃の物らしいですね・・・。
届いたときの外箱はこんな感じです・・・多分一番初期の小さな茶色の段ボール箱に入っています。
余談ですがこの茶色の箱の物はラベルが剥がれやすく紛失している物もよく有りますがラベルはしっかり残っていますね。
ラベルだけでもこのキットが大切に保管されていた事がわかりますね。

開けて見ると・・・
ボディはお手つき状態・・・これは了解済ですから問題ないですね。
部品の小袋を見ると未開封で開けた形跡はないですね~。
古いキットなので部品点数はかなり少なめです。
デカールはセロファン紙の一部がデカールに貼り付いています・・・これはちょっと大変かも・・・。

ボディは「これでもか~!!」って言う程リアフェンダーが出っ張っております。
確かに一番最初にこの実車の写真を見た時にかなりリアフェンダーが大きいな~と感心した物です。
狭いピットならフロントは通れてもリアフェンダーが隣の車にヒットしてしまいまそう・・・ドライバーは自分の視線より後ろ側はよく見えないですからね~。

いかにもAMRのキットらしく車高調整が楽な様にシャフトの受けが延ばしてありますね・・・
この辺りの構造はずっと後まで引き継がれていますね・・・。

デカールのセロファンは気をつけてゆっくり剥がしたら外れました・・・ダメならPCデカールを作り直さないとダメでしたが・・・でも使えるのかどうかは定かじゃないですがね~。

インストは単純明快です、部品点数が少ないからまあこんなもんでしょう。

ペイントの案内も少々わかり難いのは私がフランス語がわからないからでしょうか?
いやいや塗り分けの目印が少ないからでしょう・・・それにまだ初期の物なので詳しく表記する事に慣れていなかった??
まあどちらにしても大変初期の珍しいキットをお譲り頂き大変嬉しく思います。