Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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点火コイルその他の制作

2014-02-15 18:02:42 | Ferrari250TR NART 1958
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今日の山陰は天気が良くて時々日が射していました。
風は冷たいのですがまずまずの天気、降りものは一切無かったですね。
関東方面の方から見れば気候が逆転している様に見えますよね~。
何しろ山梨県甲府市では積雪が1mを超えたとの事、山陰でもそこまで降るのはスキー場くらいな物です・・・。

今日は昨日の公約通りに点火コイルを作ります。
ざっとした大きさな直径が1.7mm長さが3mm程の大きさに全ての形状を織り込まなければなりません。
これでも少し大きめなんですが・・・これ以上小さいと全ての形状を織り込む事が出来ないのです、ほんの僅かですがオーバースケールを許しましょう。
制作で最初に考えるのは何を使うか・・・ですがアドラーズネストの部品を切り取った真鍮の丸棒が残してありましてこれを削ればリサイクルで丁度良いやと思ったのですが。
直径が2.0mm程なので私の旋盤ではくわえる事は出来てもセンターが狂ってしまいます・・・。
ピンバイスを治具代わりに・・・とも考えましたが丁度良いサイズが無くてダメでした。


仕方が無いので5.0mmの真鍮丸棒を使いましょう5台分ですから10個作らなければなりませんので5本の真鍮丸棒を準備しました。
両端を削れば10個分は加工で来ます。
まずはセンターに穴を開けます、勿論センタードリルで中心を出してから0.4mmの小穴を開けます。
この穴はプラグコードが刺さる部分なのでそう深くなくても大丈夫です。

穴のまわりに0.1~0.2mm程残してまわりを削っています深さは0.7mm程です。

そのまわりを1.7mmの外周で0.15mm削ります。
この部分までは点火コイルの樹脂の部分になりますがこの部分はまわりの金属の部分よりも少し出っ張っている物が多いですね。

次は直径が1.8mmになる様に削ります、長さは3.0mmのコイルですので突っ切りの幅の余分も含めて4.0mm以上削っておいた方が楽ですかね~。

次は突っ切りを使ってコイルのかしめのぶぶんを0.15mmだけ残して少し細くなる様に削っています。
刃物を変えると突き出し量が変わって来ますので刃物を加工する素材に当ててそこから0.15mm送りハンドルの目盛りを信じて削り込むのです。
実際には削った部分にノギスを当てて確認しながら手の感触を感じながら削る事になります。

最後に突っ切りで切り落としますと・・・完成です。
一部手の感覚による部分も有りますが旋盤が有ればそう難しい事では有りません。
今回も製作中に旋盤の削りカスの中に2個程飛ばしてしまいまして見つからなかったのですが長時間イライラしながら探すよりも簡単ですから作り直した方が精神衛生上よろしいかと・・・

S/N0666MMではコイルはバルクヘッド左側に固定板を取り付けてそれにコイルが付けてあります。
なのでこの板を切り出します。

これもいつもの様に重ねてハンダ付けして削れば5台分が一気に完成致します。

余分なハンダを削って・・・この辺りは手を抜いてはいけません(笑)

板をバルクヘッドに取り付けます。接着は上側がフレーム下側がバルクヘッドの板です。

コイルは突っ切りによるバリが付いていましたので再度旋盤で削りました、ついでに長さが少し長過ぎる様に思いましたので0
.6mm程短縮しました。

点火コイルがやっと取り付けられます・・・
如何でしょうか?

次はこんな感じに穴を開けます、素材は0.5mm洋白線ですが所々を時計ヤットコで潰してセンターポンチを打ちまして0.4mmの穴を開けています。
何を作るのか・・・わかりませんよね~。

あなに0.3mmの洋白線を差し込んでハンダ付け、そして削ります。
こんな部品を作りました・・・。これは?
もうわかりますよね!?エンジンオイルのレベルゲージですね普通の250TRはエンジン中央の左右にオイルフィラーパイプが付いていますがレストアをしたS/N0666MMでは右側は中央部に、左側は後部にエンジンオイルフィラーが移動されています理由は定かではないです。
そして中央部には代わりと言っては変ですがオイルレベルゲージが取り付けられています。
それが少しだけ見えているのです。
見える物なら作っておかなければ・・・

エンジンに取り付けてみますとこんな感じです

他の4台分も一緒に準備しておきますと後が楽かな?
こちらの画像の方がよくわかりますかね~。
エンジンオイルフィラーも後ろ側に移しておきましょう。

明日はプラグコードをまとめているパイプも作りたいですね。
まだまだ細な部品が足りませんね~。