Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Ferrari312Pデカール製作

2017-02-19 22:16:27 | その他
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さて次はFerrari312Pの修理を行ないます。
昨日手配した予備のFerrari312Pは本日支払、本日発送で明日到着の予定です。
オリジナルのパーツで修理するのであれば予備の部品が到着するまで手も足も出ません(笑)

さて出来る部分を直しておきましょう。
まずはアップライトの止めビスをカバーする部品ですね。
これも綺麗に外してありましたので取り付けるだけです・・・この部品ですがプレス部品なのですが何となくボールジョイントに見えるから素晴らしいですね。
この様な細かな配慮がCMCの良い所と言ったら褒め過ぎかな!?

さてこの312Pですがサスペンションのジオメトリーの調整ともう一つご依頼が有りまして、御客様が入手されたデカールを貼って加工して欲しいと言う事でした。
が・・・御客様曰くこのデカールが思ったよりも良く無かったらしいのです。
フランス製らしいのですが・・・何やらクリアーデカールにレーザープリンターで印刷された様なデカールです。

御客様が良く無いと言われるのはこのゼッケン部分の版ズレが有るからなんですね。
マゼンタが上側にシアンが下側にずれているんですね・・・確かにこれはちょっと使えないですね。

どうやってゼッケンを作るか・・・これが問題ですね。
サークルは旧モデラーズのホワイトデカールをカットして使います、理由は他のデカールよりも透けが少ないからです。
カットするセンターを決める為に定規を当てて位置を決めるのです。
大体の位置が決まるだけでもカットしやすいですね。

パンチコンパスでカットしますがセンターに穴が開くと困るのでプラ板を両面テープで貼って針の穴が開かない様にします。

ホワイトデカールは円形にカット出来ましたが一つ問題が有ります。
リアのサークルはリアスポイラーに少しかかっていまして実車ではこの掛かった部分はサークルが切られているのです。
どれくらい切っておけば良いのかマスキングテープで試しておきます。

このマスキングテープで試したら下側3mmカットで良い感じになりそうですね。
リアウインドウの下側とサークルの位置のバランスが実車に近くなる様に検討します。

ゼッケンサークルの下側3.0mmをカットしました。
事前にマスキングテープで試していますから安心して作業を進められます。

デカールを貼る部分を脱脂します。
CMCに限らずミニカーは艶出しを塗ってある事が多いので完成品にデカール加工する場合は脱脂しておく事をお勧めします。油分やシリコンが付いていますとせっかく貼ったデカールがちょっとした事で剥がれてしまう事も有ります。

ゼッケンサークルを貼ってみました。
さすがにモデラーズですね、柔軟性も十分透けも最小限ですね。

フロントのサークルはちょっと面倒だったりします。
御客様のご希望でフェラーリのマークを外してからデカールを貼りもう一度エンブレムを取り付ける作業になります。
まずは取り外しです、取り付け方法はわかりませんが取合えずエナメルシンナーを流して接着剤が溶けてくれれば良いですが・・・

外してみたらエンブレムの裏側に取り付けピンが有りました。
ラッキーなのは接着剤が外れてくれた事です、意外と簡単に外れました

サークルのデカールを貼ってみました。
エンブレムの部分はX型にカットラインを入れましてソフターを使ってなじませています。

X型にカットした部分をタッチアップします。
ここはフェラーリのエンブレムが上側に付くので見えないかもしれませんがエンブレムを取り付けてみないとわかりませんし取り付けてからではタッチアップは更に難しくなりますから今の時点でやっておく方が良いですね。

今回は印刷したナンバーを貼らずに黒いデカールをカットした物を使います。
理由はクリアーデカールの上に印刷したデカールを貼りますとニスの部分がどうしても見えてしまいます。
それを見えない様にする為には黒いデカールを使ってカッティングマシンでカットした物を貼る訳です。
これがカットしたナンバーですね。

サイドのゼッケンナンバーを貼ってみました。
ドアの開口部分に僅かに白い部分が有りますのでその部分を少しタッチアップが必要かもしれません。
写真では角の部分なので光っているだけかもしれません、実物を確認してからの判断になります。

フロントのゼッケンサークルにフェラーリのエンブレムを戻してみました。
ナンバーの周りにニスの余白も有りませんし綺麗に出来ました。
他のデカールは完成までに傷が付いても困りますしサスペンションが終わってからですね・・・。

ゼッケンだけなら傷が付いても自分で作った物だからいくらでもやり直しが出来ますからね(笑)

パーツの複製準備

2017-02-19 18:41:25 | Ford ModelA Hot rod
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今日は予定外の天気でしたね・・・
天気が良く暖かだった山陰です、山陰の冬と言うと雨や雪が降って寒い感じがしますが・・・今日の山陰は全く違いました。
この陽気に誘われてか?Cafeの方もお昼は大変混み合いましてお客様にはご迷惑をおかけしました。
私も途中で招集がかかりまして・・・「ちょっと手伝って・・・」と言われたのですが気がつけば2時間以上手伝っていました。
まあ昼食を食べさせて頂いているので手伝い位はしておかないといけないのです。

さて仕事のご紹介ですね。
少し前に来週ストラトスの納品で上京しますと書きました。
まだ荷物の準備をしていませんので忘れ物をしない為にもこの辺りで準備をしておかなければなりません、間際になって慌てて準備をしますと忘れてしまう確率がかなり高い様な気がします。
ますはストラトスです・・・。
この他に部品が残っているアレナのストラトス(部品が揃っていないので必要かどうかはわからないですが・・・所有権はお客様に有りますから)を2個忘れない様にしておかなければなりませんね。

そして次の週ですがSAアペルタを持って大阪に行きます。
下の画像がSAアペルタですね、こっちも梱包して準備をしておきます。
中のミニカーには全てテーピングをして有ります。
宅配で送って欲しいと言われていますが、この所宅配便で1/18のミニカーを送りますと必ずの様に壊れていますから・・・今度は転ばぬ先の杖ですね。
手間はかかりますが丁寧な仕事の総仕上げです。
これも替えの無い作品の一つですから・・・お客様はどう思われるかはわかりませんが、どのお客様にも常にその時点での100%の仕事をしたいのです。

フォードモデルAの方はちょっとだけ制作を進めておきます。
エンジンやシートの複製をしようとして分解していましたらエキゾーストの納まりが良くない事がわかりましてハンダを解いてもう一度やり直しました。
4in1の後ろ側のジョイントの部分の肉が薄くて裂けてしまいましたのでその部分をもう一度作り直しておきました。
と言っても見ている方にはわからないかもしれませんね、後側のパイプの部分を削り取りましてパイプを旋盤で制作しハンダ付けしています。
その部分に4in1の部分を差し込んで微調整してからハンダ付けして完了ですね。

シートなどを複製する為にプラ板の上に止めています。
2つ穴が有りますが裏側にテープを貼っておきましたので問題無いと思います。

エンジンは一体でキャストしようか検討したのですが、オイルパン/シリンダー/ヘッド/キャブフロントカバーに分けてキャストしておく事に致しました。
なのでアセトンに浸けて分解中です。
余談ですが今度モデルアート111の1/43デイトナコブラが入荷するのですがこのエンジンを積んでみたいと思っていまして・・・(笑)
モデルアートさんのはエンジンレスの様なので良いタイミングかな!?


Ferrari312Pの方はこの後10時30分くらいまでには更新する予定です、そちらの方もお楽しみに〜!