Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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新たに312T組立て開始します

2020-01-12 20:26:23 | Ferrari 312T Monaco GP No.2
本日、2回目の更新です。

今日から新しいTameo Ferrari312Tを始めます。
こちらも随分お待ち頂いております。
広島のMさんのオーダー品でして本来なら今年3〜4月頃取りかかる予定だったのですが、1〜2月に取りかかる予定だったFerrari2008が今年の後半に移動してしまった為に繰り上げ制作する事に致しました。
私にとって都合が良かったのは今日まで作っていた312Tのモナコ仕様という事でそのディティールが頭の片隅に残っているうちに作れるという事でしょうか・・・(笑)
歳のせいか物忘れも多くなった様な気がしますがさすがにこの数ヶ月ず〜っと作っていましたから忘れるはずは無いのです、何しろ夢に出てきたくらいですから・・・でも大体はピ〜ン!と部品を飛ばしてしまって焦って探している所なんですけどね(笑)
早速作っています。
インストの最初からですね・・・まずはミッションです。

ミッションはゴールド系のシルバーで塗装しますのでなるべく一体に組み立てておいた方が良いですね。
この時に少し困るのがドライブシャフトの通る部分ですアルミの挽き物が有りまして中央部分にフランジの様な出っ張りが有りますこの部分が有りますとミッションを組立てる事が出来ませんのでフランジを旋盤で削り落とします。
フランジを削り取っておけばミッションを組み立ててからでも差し込んで接着できます。

ドライブシャフトを仮組みしようとして困ったのがこのブレーキダクトです。
以前T2を作った時のシリコン型があるからキャストすれば良いな〜と思っていましたが・・・
この部品を見て驚きました
偶然なのかどうかわかりませんがフロント用のダクトが以前作ったT2よりもちょっと大きい様です

以前作ったのがこちらのブレーキダクトです
エポキシ系のクリアーレジンを使ってキャストしてありました残りですね。
キャストした時はクリアーだったのですが数年経過したら黄色くなっていました。
ダクトとしては塗装しますのでまず問題ないのですけどね(笑)

ランナーから外して削って整形いたしました
T2のを流用するのは諦めまして新たにシリコン型を作ってキャストしようと思います
モナコはコーナーが多くてブレーキへの負担が大きく冷却用のダクトが大きくても不思議ではないのですから・・・

シリコンが硬化するまで一晩はかかりますので先にシリコン型を作ることを優先します
時間がかかることは先に進めておくのはプロの考え方でしょう・・・か!?

もう一つ困ったことが・・・
タメオキットの312Tのモナコ仕様はフェンネルの周囲のFRP製のボックスがないのです。
前作のスーペリアの312Tの方も無かったので苦労したのはブログをご覧いただいている皆様はご記憶の通りです。
その時にT2のキットのボックスをシリコン型で取ってありましたのでこれを透明レジンでキャストしておきます。
硬化までは一晩かかりますのでこれもまた先にやっておく方が良いでしょう。

そう言っている間にシリコン型の準備ができました
シリコンを流しておきました、これで一晩しますと立派なシリコン型の完成ですね。

エンジンの部品を集めて見ました
よく見ますとエンジンのインテークの出っ張りが邪魔になりますよね(笑)
インテークの部分はまたフライスを使って削らなければなりませんね〜
さて今回もうまくいきますやら・・・
エンジンのインテークの削りをするまえにシャーシを組みましてボックスの干渉を確認しないとダメですね〜

ということでエッチング製のシャーシの組み立てを始めました
エッチング製なので精度も良くて組みやすいですね〜
ハンダ付けでシャーシを組み立てますがフラックスを使いますので1日の最後は水洗いをします
フラックスで洋白板に腐食が出る恐れがあるのです。


さて明日も製作を続けましょう
他の修理もちょっとはじめます・・・と言っても十分ハードな修理なんですけどね〜。

明日は義父と夕食の約束がありますので夕方の更新がちょっと早いかもしれません。

給油口の蓋再塗装・・・これでほぼ完成です

2020-01-12 14:16:29 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は曇りですね。
天気予報によりますと下り坂の天気らしくて夜には雨が降るらしいです。
昨日通勤の時にはこんなに良い天気だったのに・・・もうちょっと天気が続いて欲しいというのは人間だけではなく白鳥もそう思っているのではないかと思います。
水をはった水田で一生懸命何かをついばんでいますね。
中には羽の下に頭を入れて眠っている白鳥も居たりします。

こちらが給油口の蓋ですね
填めてみますと塗料の厚みが干渉して上手く収まらない部分もあります
削れば当然下地が出てきますからやり直しですね〜。

この蓋の塗り替えですが結構手間がかかるのです
何故か・・・
筆で剥げた部分だけタッチアップすると言う事にならないのです
金属地が出た部分にホワイトのサフを塗ってから赤をタッチアップしますと赤の塗料が重なった部分は色が濃くなりまして見た目が非常に良く無いのです。
だから一度剥がして全体にサフを入れてボディカラーのレッドを塗ります
何度も塗りますとやはり色が濃くなりまして他の部分と色が合わなくなって来るのです
なので少しずつ塗ってゆきましてボディのパネルと色合わせをします、ピタリと合った所で塗装完了とします。
この見極めがなかなか難しい・・・
少しでも過ぎますともう一度降り出しに戻らなければなりません。
上にクリアーが乗る事を考えますと同じ色になる寸前で止めておいた方が良いのです・・・何度やってもうまくいかないのです。
下の画像は何度かトライしてやっと納得のいく色になった時の写真です。

クリアーを塗りました
まあここからはいつも通りに出来ると思います。


これでほぼ完成になりましたがメイクアップさんから展示ベースが送られて来るまでしばらくアトリエのショーケースの中でお休み頂きましょう。

今日の仕事はこれで終わりになるはずが有りません、昼間の内に途中経過を報告がてら更新しておきまして夜には新しいのも更新します、お楽しみに〜!!