Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

内装の変更作業

2015-03-27 19:45:58 | Ferrari308GT Rainbow
一昨日、昨日と少し遠出をしてきました。
息子の卒業式だったのです・・・息子は東北の震災の年に入学しましたのであれから4年と言う時間が経過した事になります。
アパートを決めにゆく時に確か震災の翌日だったかな!?高速道路のサービスエリアに東北ナンバーのワゴン車が止まっていまして荷物を満載していましたからどこか親戚のお宅に避難の塗中だったのでしょうか・・・などと感じながら不安な時間を過ごしましたね。
あれから4年早かった様なそうでもない様な・・・複雑な気持ちですね。
そう言えば息子の入学の事をブログに書いたら非常に悪意の有るコメントが書き込まれましてね、反論すれば炎上しそうだったから黙って削除した事が有ります。
嫌なら見なきゃいいのに・・・と思ったんですけどねそんな事を書けば100%炎上ですから(笑)
昔の私なら炎上覚悟で書いたでしょうけど・・・歳を経ていますからそんな無茶はしませんよ。
誰が書いたのかもだいたいわかりましたが・・・問い詰めたって気分が良くなる訳じゃないですからね(爆)こんな場合は放っておくに限ります。

さて今日からはまた仕事ですね。
出かけている間はPCに一切触りませんでした、携帯もガラ系ですしメールチェックもしてなかったので帰ったら60通以上もメールが来ていまして不要な物を削除するだけでもなかなか大変!
そんな中レインボウをご依頼頂いているお客様から連絡が有りまして、エンジンフードの膨らみはコクピット内には入っていないのではないかと・・・
??と思って資料画像を探してみますと下の様な画像が有りました。
膨らみの左側ほんの僅かですが右サイドウインドウの外の景色が写っていますね。
と言う事はこの膨らみはガラスより向こう側には無いという事ですね。
Kさんなかなかよくご覧になっていますね~!!
感心していてはダメなんですが・・・(滝汗!)

オートクリエーションのキットはこうなっているのですが・・・これは間違いだったという事なのね・・・!

そうなれば直すだけですね。
早速ですが内装の一部分をカットします・・・

切り離しますとこんな感じ・・・切ってしまった部分は最終的にボディの一部として接着します。
です・・・ここで考えなければならないのはボディのキャストの時に型割りを考えておかないといけません。
この様に奥が深い場合はこの時点で接着して一体に仕上げ様とするとシリコン型からボディを抜く場合に型が壊れてしまう事が有るのです。
まあまともなボディが1個だけ出来れば良いのですが最初の1個で失敗をしてしまいますとシリコン型を作る所からやり直しになってしまうのです。
それでは困りますのでキャストの時まで別部品として作ろうかと思います。

ミニカーのボディはリアウインドが後の方についていますのでそれを奥の方に変更する為にはリアウインドウの両サイドを作り足してやらなければなりません。
しかも前に行く程内側に寄ってきますので前にウインドを出すとウインド自体の幅が小さくなってしまいますからこの狭まって来る角度も直してやる必要が有りますね。
付け足すべき部分にプラ板を使いまして延長します・・・

後から見ますとこんな感じです。
プラ板とレジンボディの所に段が出来ていますがこれは角度を変更する為に出来た物で後ほど削り合わせます。
多分ミニカーの場合金型の抜きの関係でリアウインドウを後にずらしていたんですね・・・。

プラ板で作った部分ですが最終的にもう一度シリコン型を作りますのでプラ板の中が中空というのは困ります、真空脱泡をしますからシリコンが入ってしまいます、最悪の場合は中の空気が弾ける恐れが有りますから・・・。
なのでポリパテを詰めるのですが下側の部品とキッチリと合わせたいので下側の部品にマスキングテープを貼ってパテが直接付かない様にしておきます。

ここで最終確認をするのですが少し納得出来ない部分が有ります。
下の画像ではリアウインドウの部分は斜めに黒くなっていますね、今の様にリアウインドウを垂直に立ててしまいますと斜め後から見てもこの様に斜めには見えないのです。
もちろん後から見た場合にリアウインドウは上側が絞られて台形なんですがそれを考慮してもやはりこれだけ斜めには見えないのです。

ここで当然あるのがリアウインドウの後側を斜めにブラックで塗っているんじゃないかという事ですね。
つまりブラックの斜めのラインはウインドウの傾きじゃなくデザインで塗ってあるかもしれない・・・と言う事ですね。
しかし下の画像を見て下さい・・・フードとラインが一致しているので塗りではない様子ですね・・・

つまりリアウインドウは少し斜めになっているという事ですね・・・
と言う事でリアウインドウを少し斜めになる様に作り直してパテを詰めておきました。

明日は硬化しているでしょうから削って仕上げてみましょうかね~。
そうそう残ったコクピット内の部品もペーカーをかけて均しておきました。

ダッシュボードの製作Ver.2

2015-03-24 15:11:33 | Ferrari308GT Rainbow
今日も曇りながらまずまずの天気なのだけど風が冷たいですね。
これが寒の戻りという奴でしょうか・・・・
一昨日まではかなり暖かかったのでこの寒さはこたえますね(笑)
そとで水を使いますと手が冷たいこと・・・午後からは少し雨も降って来まして冬に逆戻りですね~。
今晩から少し遠出をしますのでレンタカーを借りにゆきまして・・・今日は午後から夜勤に備えて寝ております。
レンタカーは安いマーチでした、本当は新車では無くてもフィットに乗ってみたかったのですが・・・。
当家には普段使いをする車は古いアルトしか有りませんのでまさかそれで遠出をするのはちょっと心配なんですね。
まあ不調ということは有りませんがナビ無し/ETC無しでは遠出はほぼ不可能(笑)
そうそう,普通車持っていましたね(笑)
フィアットちゃんが有りました、でもレーシングカーなので遠出は耐久レースを走る様な物ですし,ひょっとしたらアルトよりも疲れますから、しかも冬用タイヤは無いしボディに錆び止めをして無いので凍結防止剤の中を走る訳にもゆかず・・・今の時期エアコンは要らないけど暑くなったら灼熱地獄が待っているのです・・・使い物にならないな~。
と言う訳で家内からのフィアットちゃんの評価は捗々しくないのです・・・。

さて今日は午前中しか製作が出来ないのでダッシュボードの製作を続けましょう。
今回作るのはホワイトのボディカラーを持った車なのでコチラの画像を参考にいたします。
カラーじゃないので断定は出来ないのですがカーペットが明るいカラーなので多分ホワイトのボディカラーをまとった車じゃないかと思われます。
良く見ますとブルーメタリックのカラーの車よりもメーターパネルの下側の縁が厚いですね。
これくらいの幅が有ればエンジンキーもその幅の中に収まるはずなのです。
あのブルーメタリックの物は明らかに幅が薄くてステアリングコラムの位置からこの部分に収まり切らず下側に少し出っ張りを付けていたのではないかと・・・

昨日一番最後の部分でこの出っ張りがおおげさすぎるので少し削ってこんな形状になっていたのですが・・・

下側の縁を厚くしました。
まあプラ板を追加してみただけですが・・・

削って形状を合わせてみました。
最初のモノクロ写真を見る限りアルミのメーターパネルの上下寸法の2/3くらい縁の幅が有りますのでこれくらいにしてみました・・・。
四角なステアリングコラムのカバーも半分以上収まってしまう縁の厚みですね。

本日かさ増しをする前にエッジを丸めていましたのでそのまま削っても溝が出来てしまいますからパテを盛っています。
溝を埋める為ですね・・・時間はかかりますが後の加工性に優れますからここはパテを使いましょう。

パテが硬化するまでにウインカースイッチの入る部分を作っておきます。
まずは厚みが1.0mm程の円盤を作ります。
リューターでさ~っと削ってしまいます。

削った2種類の円盤を貼り合わせまして今度は手で削ってゆきます。
この部品は多分308GT4と同じ部品らしく上側は平らな面が有ります。
ここは手加工ですね

ダッシュボードのパテを削りましてステアリングコラムを取り付けてみましょう。
この部分は普通の1/43キットの場合ただの丸い棒になっているのですがそれでは余りにも味気ないでしょう。

先程ダッシュボードにパテを盛りましたがついでにシートバックの内装部分の継ぎ目にも少し隙間が有りますからここも整形しておきましょう。


さてこの辺りで丁度時間となりました,この続きは遠出から無事に帰って来てからといたします。

ダッシュボードの製作

2015-03-23 16:33:20 | Ferrari308GT Rainbow
今日は風が冷たいですね~
天気はまずまずなのですが風が当たる所にいますと結構涼しい・・・と言うか寒いですね。
乾燥しているのか唇が乾いてきます・・・。
ブルーベリーの木は今日も3本植え替えを致しましたがこれでアトリエの私の坐る定位置からは植え替えを完了した物しか見えなくなってしまいました。
あと少しです・・・1週間くらいで終わるのかな?

さて製作はダッシュボードの製作になります。
実車のダッシュボードはこんな感じ・・・
こちらは白いボディの方ですね。
シフトレバーの上側に何やらよくわからない物がついていますが・・・これは何でしょう?
オーディオかなにかのコントローラーでしょうか??

ブルーメタリックの車はこんな感じですね。
写真の写し方が違うので同じ形状なのかどうかはわかりませんね。
ただダッシュボードの下側は上側の縁に比べて厚みが有りますね。
その厚みも白い車の方が厚い様に思います。
エンジンキーのキーホールの位置が違うのかそれとも厚み自体が違うのか・・・?
また白い車のメーターは7個です(他の角度の写真を見てもわかります)がブルーメタリックの車は6個になっています。
どこのメーターが違うのかと言いますと一番左側の上のメーターがブルーメタリックの車には無いのです。

この様に内装には結構違いが有りますね・・・


元になるダッシュボードはオートクリエーションのキットの部品をコピーしたものの幅を広げています。
このダッシュボードの問題点は2つですね。
一つはメーターパネルはアルミ製の物がつくのですがアルミ製の物を0.5mmの板で作りますと縁の部分の盛り上がりが少ないのでアルミ板の方が出っ張ってしまいます。
メーターパネルのまわりの縁ですが左右と上側は比較的薄いのですが下側は結構厚い縁取りになっています。
まずは縁の作り直しです。メーターの付く面を一旦ヤスリ落としましてペーパーで慣らします。
そこにプラ板で縁取りを作りまして・・・
下側は厚いのでプラ板も2重に重ねて貼っています。

プラ板を貼っただけですと角が出ていて何とも形状が掴み難いのです。
なので少し角を削って丸めます。
奥行きもちょっと調整しますよ。

ステアリングの右側にエンジンキーがついているのですがエンジンキーのボックスはこの縁の幅よりも少し大きい様でこの幅に収まっていない様に見えます。
どうなっているのか目を凝らしますと・・・この部分だけ少し下側に丸く出っ張っている様に見えますのでプラの丸棒を切って削ってこの部分に取付けます。
ただ白い車はそんなに出っ張っていない様なのでこの後膨らみを目立たない位まで少し削っておきましょう・・・。

ダッシュボードの上側にはデフロスターの吹き出し口が有りますのでこれの掘り込みを入れておきます。
この吹き出し口はちょっと特殊な形状をしておりまして作るのが大変不安な部分でもありますね・・・
少し大きめに掘ったのは吹き出し口のわまりに枠が有るからです・・・。

元々の部品とプラ板で追加した部分の面がつながっていなかったのでパテを盛っております。
硬化したら削って整形をします。


25日は定休日なので少し遠出をしてこようと思っています、なので26日もアトリエは臨時休業に致します。
よって製作の更新もお休み致します、毎日楽しみにご訪問くださるお客様には大変ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願い致します。

シートの製作

2015-03-22 22:20:19 | Ferrari308GT Rainbow
今日も屋外は暖かく建物の中は意外と寒い感じでしたね。
さすがに昨日に比べると風が吹くと少し寒い感じがしますが,もう春なんじゃないかな~と言う気持ちにもなって来ますね。
今日もまた中庭でブルーベリーの植え替えを6本行ないました。
本当なら芽が膨らんだ今の時期ではすでに遅いのですが今年はほどほどで来年に期待という事ですね。
まず樹勢を良くしないと大きく育たないですからね・・・。

さて午後からは製作に移りましょう。
本日はシートの製作を始めようと思っていましたが,お客様よりホイールのフランジをもう少しダイエット出来ないかとリクエストが有りました。
ホイールのフランジは直径が小さくなっていますのでフランジ自体の幅が同じでも幅が広く見えてしまうのも事実ですね。
ピアスボルトの穴を繊細に見せようと0.1mm小さく0.4mにしたのもフランジの幅を広く見せてしまう原因にもなっているかもしれませんね。
と言う事でピアスボルトの穴を0.3mmに変更してフランジ自体の内径を0.3mm大きくしたものを作ってみました。
今の制作方法では0.2mmの洋白板を最低4枚は貫通するだけの深さの穴を空けなくてはなりません。
つまり深さは0.8~0.9mmの深さが必要な訳ですが、穴を開ける素材にも寄りますがこの深さは0.3mmのキリの限界に近い深さなんですね。
まあ他の方法と言うとエッチングで作る方法も有りますね。
これですと厚みが0.2mm程度の金属板を使う場合最小の穴径は貫通なら0.2mm程度でしょう。
ただフランジのハーフが残りますのでその処理は結構めんどうな物になります。
また、ピアスボルトを凸とする場合は0.2mm程度のピアスボルトは再現出来ますがハーフで再現されるフランジは表面がザラザラになりますので磨きを入れますがピアスボルトの脇は奇麗に磨く事が出来ないでしょう。
またそれだけをエッチングを特注すればかかる費用は結構な物になりますしね・・・表現が単調になってしまう問題も有りますね・・・。
どれでも作れますが一長一短が有りますね。

早速ホイールに組み込んでみました。
これが限界のサイズでしょうね・・・(笑)

ピアスボルトはどうしようかな~ちょっとクドくなってしまうかな~。

さていよいよシートの製作です。
実車ではこんな感じ・・・
ヘッドレストは下側が膨らんだちょっと変わった形の物・・・このタイプの物は2本の金属棒でシートに取り付けられていますね。
確か328GTSもこの様な構造でした。
バックレストやシートの座面の真ん中には谷状のくぼみが有りましてその谷の中はホワイトのレザーになっています。
シートサイドのサポートは画像を見る限りサイドもロアー側もつながっている様に見えますのでリクライニングはしないのかもしれませんがこの部分ははっきりしませんので一応328GTSのノーマルシートに沿った物にしておきましょう。

まずはヘッドレストの形状を直しましょう・・・下側が膨らんだ形状になる様に削っております。
削る場合は2つ並べて両面テープで固定しておいて削っています。

シートもリューターを使って中央部分に凹みを入れております、またサイドのサポートの部分は実車と同じ形状になる様に
削ってみました。
右側はベースになった328GTSの物、左側は加工済みですね。
まだ328GTSのステッチが付いていますので雰囲気がわかり難いのですが・・・私にはだいたい見えているんですけど・・・。

2個とも削ってみました・・・
どうせ後でコピーするから1個だけ作れば良いと思っていませんか?
もしも1個だけ作ってコピーする場合はその部品だけ複数回キャストをしなければなりませんからシリコン型を他の物とは別にしなければなりません。
多分1台だけしか作りませんから1度のキャストで済ませたいので2個削ったのです。
この後余計なステッチにポリパテを入れておきます。

ポリパテが硬化するまでにセンターコンソールを作ります。
このセンターコンソールには前からシフトレバー/パワーウインドのスイッチ/サイドブレーキ/グローブボックス・・・(多分)が並びます。
1.0mmプラ板を重ねて作りました。

ボディに仮のシート(気泡だらけの328の物)とセンターコンソールを並べてみました・・・

このコンソールですがシフトゲートの幅とかから計算致しますと幅が約20cm位でしょうか1/43では4.5mm程になります・・・一応幅はそれで作っていますがまずまず良い感じでしょうか。

シートのパテが硬化しましたので余分な部分を削ってみました・・・
シートはこんな感じ・・・ヘッドレストはまだ付いていません。

シートを差し替えてみました・・・


ヘッドレストはまだですが良い感じに収まりそうですね・・・
続いて明日はダッシュボードを作る事にいたします。

ホイールの製作Ver.6

2015-03-21 19:37:57 | Ferrari308GT Rainbow
今日も屋外は大変暖かく過ごしやすい気候になってきましたね。
朝は1/12のフェラーリ250GTOをご注文頂いたお客様がおいでになりまして「老後の楽しみだ」と言いながら喜んで持ってお帰りになりました。
確かに良いキットなので模型を趣味とされているなら一家に一台は・・・(笑)
老後に作れるのか(老眼が出て)保証は有りませんが・・・
僕も沢山のキットを積んでいますので大変心配ですがうちは息子がいますので何とかしてくれるでしょう・・・(笑)
その後中庭のブルーベリーを3本植え替えまして中に入りますとランチの時間はとうに過ぎてしまいましてティータイムが始まりそうな時間になっていました。
それでもやっておくべき事はやっておかないと気が済まない性格?だからこれで安心して製作が始められますね。

と言う事で制作開始です、昨日はセンターのディスクを削り終わりましたから細かなディティールを追加してゆく事になります。
本日最初の作業はホイールボルトの穴の縁を作る為にアルミパイプの植え込みですね、ついでにセンターのハブ部分も植え込みます。
このハブですがここからの加工をする時の持ち手にもなりますので重要ですね。

早速ですが持ち手となるアルミパイプをリューターに固定して回しながら削ってゆきます。
この作業は今まで通りです。
唯一違うのは最初に作った物はセンターハブの部分は少しだけ飛び出した状態に削っていますが今回はセンターハブは最終的に挽き物を作って取付けますのでホイールディスクに対して面一になる様に削っています。


ここまで作りますとついついやってしまうのがリムへの組み込みですね・・・
こんな感じですがいかがでしょう?

ちなみに最初作ったリムと比べて小さくなっていると書きましたが・・・ではどの位小さくなっているのかと言いますとこんな感じですね・・・
左側が最初に作った物、右が今回作った物ですね。
見た感じでは新しく作った物は縁が黒のせいも有りましてそう変わりが無い様に見えますが、半月状の穴の大きさを比べますと少し小さくなっているのがわかります。
またホイールをとめるボルトの配置が中央よりになっているのでホイール全体は大きく見えるのかもしれません。

次は3ピースホイールの為のフランジを作ります。
そう言えばこの方法はスカラさんが作っていらっしゃった方法ですね・・・Mr.クラフトのモデラーさんだったスカラさんの作品は何度かショップで見る事が有りましたがなかなか素晴らしい出来でしたね。
今はどうしていらっしゃるんでしょう?一度お会いしたかったですね。
この方法を使う時にいつも思い出します。

ところがスカラさんの様に巧くいかなかった・・・
少し位置がずれていた様でしてよく見ますと位置側にドリルの穴が貫通してしまいました。

結局今日は失敗続きでして・・・いつもなら一度でだいたい成功するのに、3つ失敗をしまして4つ目でやっと完成・・・と言うか成功しました。
何と言う事でしょう、材料と時間を無駄にしてしまいました。
次に成功する勘所をつかめれば失敗も失敗にはならないのですが・・・何となく完成しただけでは完成とは言わないんだよね・・・このミスから何かを掴まないとね・・・。

よく見ますと今までと違う部分が有ります
そうピアスボルトの穴が0.5mmから0.4mmになっています。
フランジの直径も少し小さくなっていますのでピアスボルトの穴が今まで通りですとフランジの幅が目立ってしまうんですよ・・・、ですからピアスボルトの穴を0.1mm小さくしてフランジを薄く見せる工夫をしている訳ですね。

フランジを熱したハンダゴテを当てて分解致します。
ペーパーで磨きまして余分なハンダを落としましたらバフをかけます。
もちろんそのまま手に持って磨きますとバフに蹴られて曲がってしまいますから真鍮板に接着してバフをかけています。
この辺りはもういつも通りですね。

リムもついでに磨きをかけております。
ピカピカですね~
リムはやっぱりこうでなくっちゃね~!!
センターディスクを接着する前に脱脂をしておきましょう。
バフをかけると磨く為のコンパウンドを使う訳ですがこれの中にワックス分が有るのです、だから脱脂は必須ですね。

バフをかけたフランジですがアセトンで分離しますとこの様な状態になります。

部品が揃ったら・・・やってみたい事が有りますね(笑)
仮組で~す!!
フランジのまわりに斜めの段が一段有るのがわかりますでしょうか?
実車の画像を観察しますとこの様な形状になっている様でして・・・多分実車がこの様になっていればこっちの方が良いですよねKさん?

先ほどのは仮組だったのですが・・・
出来が良かったのでこの部分はクリアーボンドを使って組立てました。
クリアーボンドを使ったのは後で分解してディスク部分を塗装しないといけないからですね。

もう一度・・・
左側が新しく作ったもの、右側が前の物ですよ。
新しく作った物はホイールボルトを植えた時に出っ張り過ぎない様に穴のまわりが斜めに欠いてあります。
そしてサイズもワンサイズ小さくしていますね。
まあバランスを取るとこの様に少しずつ調整をしてゆく事になりますね。

最後にボディに組み込んでみました。



これでやっと落ち着いた様な気がします、やはり気になる部分はいい加減な事をせずきちんと直しておく方が精神衛生上も良いですね(笑)