Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

う〜んバランスが難しいですね

2021-06-15 21:26:56 | Austin Healey 3000
本日の山陰は・・・
天気予報では午前中は曇りで午後からは雨だったのでとりあえず午前中に草刈りを済ませておこうと言うことで、朝からず〜っと草を刈っていました。
まずは畑側からですね。
ガンガン刈ってお昼前には畑側の草刈りを完了しました。

でお昼ご飯を食べていましたが・・・
一向に雨が降らず・・・曇りの天気が続きます。
こんな事なら中庭も刈っておいた方がいいかな!?
と言うことで草を刈り始めました。

結局夕方になっても雨は降らず・・・
中庭の際刈りが5/4
くらい終わった時点で日没終了になってしまいました。
中庭は天気が良ければ続きは明日ですね。
天気が良くなくて刈れなかったら明後日の午前中に順延ですね。

で夕方から本業を開始します
まずは「さざなみグリル」についてですが
昨日の写真が間違っていました。
貼り付ける写真を間違っていたみたいでして申し訳ありませんでした。
こちらが本物の「さざなみグリル」です
作るのが難しそうですよね〜


見れば見るほど・・・
初期型と後期型は違いますね
まあ今の時点ですでに随分比較していますからね、間違った部分のオンパレードかもしれません
コクピットの開口部分ですが前側は直角に切られていますが・・・初期型は全く違う形状なんですよね。

しかも・・・
ダッシュボードのデザインはノーマルのどれとも違います。
なんで!?
しかもインストの通りにつけていますがきちんと装着することが出来ないと言う不思議な現象です。

ボディをシャーシに収めようとしても
ダッシュボードとセンタートンネルが干渉してしまい・・・
これって部品が違うのかな???
良くわからないのですが・・・

ボディを初期型に変更します
全部削れば初期型になるのかと言いますと・・・それも違います。

まずはドアの上側の壁を削ります
なかなか難しいところなんですけどね・・・。
ボディラインがキッチリつながるように削ってゆきましょう。
とかく一部分を削りますとラインがつながらないことが多いかも知れませんね。

このドアの上側を削っただけでは不自然なんですよね
フェンダーにつながるラインを
合わせるように修正して行きます
もっと自然なラインになると思うのですが・・・

同時にダッシュボードの部分と繋がるラインを修正します
マーク3ではカクカクと繋がるのですが初期型では丸いラインを描いて繋がっているのですよね。

盛り上がった上側を削っています
そしてコクピット内側も削って左右が揃うように削っています
何トンク近くなってきた感じがしますね(笑)

で・・・スクリーンを付けてみますが・・・
どうもウインドウが前すぎるように感じますので少し後側に穴を開け直しました
2.5mmくらいでしょうかね〜。

ダッシュボード上のクラッシュパッドを付けてみました。
この部品も少し修正しないとね・・・
そのままでは収まらないのですよね〜
本来なら一体で作るのですが実車は別部品ですしマスキングをすることを考えたら別部品にしておいた方が楽ですよね〜(笑)


今日は定休日なので草刈(芝刈り優先日なので)をしましたが明日は雨模様だと思いますので温泉にも行きたいかな・・・
少々お疲れモードなんですよね
まあ今年になって1日も休まず仕事していますからね。

カバンのストラップを作ってから難問のフロントウインドウに

2021-06-14 20:39:36 | Austin Healey 3000
本日の山陰も・・・雨です
今朝は豪雨の音で目が覚めました。
自宅の前にポリカーボネート製の屋根を持つカーポートが有るのでそこに雨が打ち付けると音が結構大きいのですよね。
で・・・いきなりドバ〜ッと降って来る物ですから。
その音で目が覚めちゃいました。

そういえば・・・
昨日帰りに郵便ポストを見ますと
いのこーさんからの献本が届いていました。
いつも献本頂きまして有り難うございます。
コロナ感染予防の為に雑誌等をおかないお店が多くなっています。
私の所では車関連の本はアトリエの方でご覧頂ける様にしております。
ネットも良いけどやっぱりしっかり見るなら本が良いですね。
僕はもう若くないからそう思うのかもしれませんが・・・製作中もわざわざ画像を印刷して手元においていたりしますからね、長い間の習慣なのかもしれませんが自分自身に取って一番やりやすいのが良いのだと思います。


出勤した頃には既に雨は止んでいましてポツポツ程度・・・
畑に少し出ましてピーマンと茄子の収穫です。
いくつか収穫してすぐにアトリエに戻りました。

さて本日の本業を開始致します
今日は昨日の続きでトランクキャリアーに積んだカバンを固定するストラップから制作開始します
トランクキャリアーに積んだカバンというのは前後方向には意外と落ちないのですが、カーブで横Gがかかりますと落下しやすいのです。
特にリアのトランクキャリアーはリアタイヤよりも後ろに有りますからカーブで横Gがもろにかかってしまうのでしょう。
またサスペンションの硬いオースチンヒーレーの様なスポーツカーでは振動も有りますしね。
こんなスポーツカーで小旅行って憧れるけど大変かもね〜(笑)
前置きはこれくらいにしまして
真鍮の帯金を取り出しましてメインのベルトを2本作ります、それぞれは2本ずつ合計4本になりますがこれは後で塗装後に組立てを考えますとこの分割の方が良いかな〜と言う事で分割しています。
幅は1.2mm・・・1.5mmで試そうと思ったのですが少し幅が広く感じたんですよね。

前から後に向かうベルトの先を作ります
この部分は止めの金具を通った後なので少し曲がっていますし後側は金具に通しやすい様に先を尖らせています。
真鍮の帯金ですが如何にも「皮」に見える様に曲げるのが大事ですね。
この時点で前側と後側のつなぎ目は見えなくなります・・・。

次は金具を作ります
0.4mmの洋白線を使います。
コの字型に曲げていますが、それを僅かにRが付く様に曲げています
わからない方は自分のズボンのベルトを見てみて下さい・・・イメージがつかみやすいですよ。
基本ズボンのベルトと同じなのですから。

そして金具を通したベルトが遊ばない様に革製の押さえを作ります
これもまたズボンのベルトと同じ・・・(笑)
小さな部品ですがこれが無いとベルトが外れる事も有りますから大事な部品ですね。

で・・・トランクキャリアーをボディに戻しました
如何でしょう?
少しずつですがそれらしい雰囲気になって来ましたね

次はフロントグリルと同じ位難しい部品に挑戦しなくてはなりません。
これを通り越さないとほっと出来ないのです。
と同時に大事な問題に気が付いてしまいました・・・
まあキットの部品はこんな感じでホワイトメタルにメッキを施したものですが・・・
これにどうやってフロントガラスを取付ければ良いのかよくわかりませんね。
しかも良く見ますと・・・ワイパーまでウインドウフレームに一体ですし・・・これは全く使えませんよね。

フロントウインドウのフレームは0.3mmの洋白の板から切り出そうと・・・
ケガキ線を入れました
が・・・

参考にしている写真が2種類有りまして
一つは初期型の物、もう一つは後期型なんですが・・・
現雑製作中のキットは後期型なんです。
でも資料写真を見ていて気が付きました、初期型の方が繊細で格好が良い。
せっかく作るなら初期型に・・・変更!!
車の場合初期型の方がデザイナーの意図が正しく正確に表現されている事が多く、後期型になりますと使い勝手や利便性快適性その他にも法律の変更などに依って少しずつでは有りますがデザイナーの意図しない方向に変わっていく事が多いのも確かなんですね。
特に僕の様に自由奔放な趣味人が見ますと・・・特にそう感じるのです
あのカウンタックでもLP400が一番好きですし、ロータスエスプリでもS1からS2までとか・・・。
こちらが初期型ですが・・・違いに気が付かれますか?
ドアの上側のモールやボディラインが違いますよね。

こちらがキットと同じ後期型と思われる物です
メッキのパネルが付くのは同じ処理ですがショルダー部分の保護の為かドアが高くなっています。
・・・しかもボディ形状の僅かに変わっている為にこのあと作ったウインドウは作り直しになってしまいました(滝汗!)
正確に言いますとウインドウも初期と後期では別物みたいです。
初期型は全体が平面に近い位のカーブしか無いのですが後期型は少しRがきつい様にも見えます・・・。
多分ウインドウは別物じゃないかと・・・
しかもサイドウインドウの処理も違っていまして三角窓が付く様にボディ面も変更されています。

で・・・最後の関門が・・・。
初期型にすると一緒について来るのがこの「さざ波グリル」なのですね〜
これどうやって作りましょうか?
まあオースチンと言いますとこのタイプのグリルなんですよね。
オースチンミニもこれだったでしょ!?
今までこのグリル作るのを避けて来た様な気もしますが、今度は避けようが無い(笑)

と言いつつもう頭の中には一つの発想が・・・・有ったりします。

さてさて、手が止まってしまいましたが。取り敢えず少しでも前に進みましょう
ウインドウフレームを作りかけてみます
この方法で本当に良いのかは手を動かさないと結果が出ません。
たとえNGなっても手を動かしてみないと何も始まらないのです
洋白板を切り抜いて当てて大きさを確認します。
少しウインドウは低めの方が風が当たって好きかな〜などと考えながら・・・。

ウインドウの固定用の足をハンダ付けしましょう。
このウインドウを取付ける足が一番強度が必要なので両サイドの裏側に通しでハンダ付けしておきます。

上下の縁も同様に0.4mmの洋白線を使います
ここは特に強度は問題無くウインドウガラスの厚みの部分が見えない様に目隠しの意味が有るのです。

ボディに取り付け用の穴を開けてウインドウを立ててみました・・・
雰囲気が良くないと感じたのは後期型のボディだからでしょうか?
違和感が有るんですよね。
でもまだこの時はボディの全体の違いに気が付かず・・・(笑)
ウインドウが付く部分のボディ中央部分の盛り上がりが無いのですよね・・・この部分がわかるのはオースチンヒーレーのオーナーさんだけかな〜??


明日も続けてボディ改修にいそしみましょう、あ〜草刈りもしなきゃ!!
雨が降らなかったらですけどね。
本日からカテゴリーのを変更します「Austin Healey 3000 Mk.3」⇨「Austin Healey 3000」となります(笑)

トランクの制作

2021-06-13 20:09:46 | Austin Healey 3000
今日も山陰は雨です。
そして雷もどこかで鳴っています・・・
北側の空は結構明るいのですが・・・真上もそんなに厚い雲には見えません。
強くなったり弱くなったりしながらシトシト降っていますね・・・こう言うのを典型的な山陰の梅雨というのでしょう。

そういえば新しいメイクアップのモデルが入荷しました
LBワークスの35GTRです
個性の強いタイプのミニカーなので好き好きは有るのでしょうけど
今回店頭の商品として2台買ってみました
なぜ2台なのかと言いますと片側は艶消しのグレーに汚れ模様までチャレンジしたモデルなんですね
今までに無いタイプで恐らく手作業で汚れを書き入れたと思われます・・・どんな感じなのか大変気になっていました。
もう一台は通常のカラーなのですが比較の為に購入してみました。
いずれも限定品ですが店頭で販売していますからご覧頂く事も可能です。

そして私にしては珍しい1/18のシンガー911クーペです
1/43のシンガーの出来は素晴らしいですが・・・1/18は?
と思っていました、限定品が多いのでカラーを迷っているうちに無くなってしまってました。
今回ご縁が有ったらしくいつも連絡した時に「在庫無し」というご返事だったのですが1台出て来ました(キャンセルが発生したのかどうかはわかりません)
カラーはパールグリーンで現在の所未開封です
今月中は未開封のまま保管してご希望の方が有ればそのままお引き渡し、希望者の方がいらっしゃらない場合は店頭に展示したいと思っています。


本日最初の本業は・・・
赤いフェルトを切っています先日プレートを作った修理品はケースを木製に交換して欲しいというご希望だったので交換して箱に入れようと思ったら・・・
赤いフェルトの在庫が無い・・・
このフェルトが無いと箱からの取り出しが著しく困難になるのです。
透明のカバーにも傷が付きますしね〜。
という事でフェルトを切っています。


次はコンロの前で・・・!?
何をやっているのかと言いますとメタルの板を作っています。
と言うのもきょうからオースチンヒーレーのトランクキャリアーに載せる革製の旅行用のトランクを作る予定だったのですが。
厚みが3mmのホワイトメタルの板の在庫を切らしておりましたのでここから作らなければなりませんでした。
息子が使っていたステンレスのルツボをコンロに掛けまして中にホワイトメタルの屑を入れて溶かします。
このホワイトメタルの屑は今まで制作でしていて自作部品に交換した物なんですね。
部品を見ますと何を作っていた時の部品か思い出しますね。
他にもメイクアップの私の元担当の秋元さんが送ってくれたタメオキットのフェラーリのボディとかも大量に有りますので全部溶かしました。
秋元さん有り難う!!

このメタルの板の制作なのですが、型をトーチバーナーで暖めておきますと綺麗にキャスト出来ます
型が冷たいと流し込むメタルの温度が下がってしまいこんな感じで左右の部分に継ぎ目が出来てしまうんですよね。
これはティータイムでお茶を飲んでいたら型の温度が下がってしまってました
まあ使えない訳では有りませんが・・・
油断していましたね〜(笑)


今日は雑務的な仕事から入りましたが
ここからは完全に制作モードです(笑)
先ほど作ったメタルの板ですが厚さ3.0mm程なのでこれをベースにカバンを作りましょう皆さん旅行カバンのイメージはどんな物でしょうか?
作っていくうちにわかるのですが・・・カバンって蓋と本体の厚みが違うんですよね。
普段よっぽど気を付けてみていないとわからないですが・・・
厚みを変えないといけないのです。
理由は後ほど・・・
なので3.0mmを2枚そして片側には1.5mmを一枚追加して厚みを変更します。
ぜんぶで7.5mmにもなってしまいますが・・・どうせ両サイドを削りますので少し厚めにしておきます。

追加する板をハンダ付けします。
ぐるっと一周ハンダ付けしますともう外れる事は有りませんが溶かし過ぎには注意が要りますね
継ぎ目が見えなくなる様にきちんと溶かさないといけませんし・・・なかなか面倒です(笑)

厚みを増やした板と増やさない板を瞬間接着剤で接着します
簡単に作るなら全部を最初から一体に作って周囲にケガキ線をいれれば良いのですが・・・
私は蓋と本体を別に作って後で貼りあわせる派なんです。
実物も蓋と本体は別々な訳でしてね・・・同じ様に再現するのが自然であると考えているのです。

フライスやヤスリを使って大まかに大きさを決定致します
と言うのも大き過ぎても変ですし・・・
これ位のトランクなら夫婦で1週間くらいの小旅行に出れるかな・・・!?
という事で想定しているトランクは85cmX40cmX30cmくらい・・・
まあ他にも小さいながらもトランクも有りますし・・・リアには小さなシートも付いていますから・・・他の荷物はその部分にでも載せましょう。

で・・・角を少し丸めてから実際にトランクキャリアーに載せてみました
ちょっと大きめかな!?
でもこの大きめの革製のトランクって英国車に良く合う様な気がします
ヒーレーもトライアンフもそうですがスーパーセブンやモーガンなどにもよく似合う様な気がします、まあ私感ですけどね。

次はトランクの細かなディティールです
カバンと言えば持ち手が必要ですよね
という事でハンダ線を潰して持ち手を作っています
少し潰して楕円の断面にしておかないと手が痛いし持ち難いですよね、次に僅かにカーブをさせておきました。
が・・・
結局この部品は使わず・・・
と言うのもこの持ち手の両端に金メッキの金具を付けたかったので素材を真鍮線に変更しておきました
形状はほぼ同じです。

次は持ち手と反対側に有るヒンジですね
こうした革製のトランクの場合ヒンジは金属製でして
革の茶色の色目が生えるのはやはりゴールドと思い
真鍮でヒンジを作ります
最終的にもう一度作り直しするかもしれませんが・・・一応こんな感じです
と言うのもトランクを積んだ時に真後ろから良く見えるんですね。
なのでこの小さな部品をよりシャープに作りたいですからね。
真鍮の板と真鍮線で作っていますが真鍮線が0.4mmでは少し太いのですよね。
少し太い線を使う為に四角なヒンジの部分は0.2mm厚の板の中央に糸鋸で0.2〜0.3mm幅の溝を入れておいたのですが・・・
目で見てもわからないですが写真で見ますと思いっていたよりもちょっとオ−バースケールに見えます。

今度は持ち手を取付けました
この様に全部真鍮製ですね
後で革の部分以外は磨きだしてピカピカにして使いたいですね。
多分皆さんは思われるかもしれませんね
こんな部分まで仮組が必要なのか・・・?と
仮組と言うか自分の考えている方法で十分な表現が出来るかどうかを試しています
他にも良い方法が有ればそれに変更する可能性も有りますが・・・一応試しておかないと安心出来ないから・・・(笑)

さて仮組の終わったトランクを車に載せてみました
肝心の雰囲気は・・・どうでしょう?
トランクの部分がピンボケなのは慣れないスマホのせいかな?

なのでトランクの部分だけ拡大で・・・


明日はこのトランクをトランクキャリアーに固定する革ベルトを作る部分からスタートしましょう。

トランクキャリアーの制作

2021-06-12 17:58:59 | Austin Healey 3000
本日の山陰はやっと梅雨の空に逆戻りです。
昨夜は・・・朝方かな〜?
かなり強く雨が降っていました音で目が覚めましたが・・・起き上がって見る程の事でもないので・・・また寝ちゃいました。
出勤時にはまだその雨が残っていましてパラパラ降っていました。
途中雨は止んでいましたが・・・

今日は娘がラッキョウの掃除を手伝ってくれると言うので掘らなければならなかったのですが、生憎の雨ですね。
カッパを着てラッキョウを掘りました。
一応今年の種に残す物は別として全部掘りあげておきました。
そして水洗い・・・娘はミミズとかナメクジとか虫系が大嫌いなのでことの外丁寧に洗っておきましたが・・・(笑)

で娘がラッキョウの掃除をしてくれている間に私はオクラの種を蒔きました。
もうちょっと遅いのですが・・・今年は苗を定植して以降雨が降らなかったので苗が大分枯れてしまったんですね。
という事で・・・仕方なく苗を追加しました。
いつになったら収穫出来るのかわからないですけどね・・・。


でお昼はちょっと暇だったですね。
で早めの本業です。
今日は昨日の続きで
トランクヒンジを作ります
トランクヒンジもボディに一体化して出来ていましたので削りおとしてしまったんですよね。
まあ寸法は書き写していますが・・・実車の写真と比べて作る方がそれらしかったりします(笑)
素材は1.0mmの洋白の角線です。
削って磨いて・・・時間はかかりますけど完成です
気を付けたいのは左右の大きさがまちまちにならない様に・・・と言う事ですね。

瞬間接着剤で仮留めしますがマスキングテープを使って位置を決めておくと左右のバラツキが少なくなりますね。
まあ落ち着いて作業も出来ますからそれが良いですね。

トランクのヒンジの位置が決まりましたのでキット付属のトランクキャリアーを仮組みしてみました
なんだけど・・・ちょっと雰囲気が違うのですよね
このトランクキャリアー少し大きいというか無骨なんですよね。
ボディの繊細さと比べるとその違いが大きいような気がします。

で・・・トランクキャリアーの丸棒の太さを測ってみますとなんと1.0mm
これはどう言う事かと言いますと太さが1.0mmと言う事は実車では43mmも有るパイプでキャリアーを作ってあることになりますよね
これはいかに言っても太すぎるでしょう
せいぜい0.8mmで実車換算で34mm位かな〜?
これでも少し太めなんじゃないかと思うのですが。

全体の大きさはキットの物に合わせておきまして素材は0.8mmの洋白線を使って作ってみましょう。
う〜ん0.7mmの方が良かったかな?
このような形状の部品は何処かで一箇所継ぎ目ができるのですが・・・ここはハンダ付けではなく銀ろう付けにしておきます
他にハンダ付けする部分も多いのでこの部分が解けてしまうと困るんですよね
しかもバフ掛けしたときに色が違うと目立ちますからね〜。

後ろ側には荷物が落ちないようにストッパーをつけています。
まあスポーツカーですから加速も良いと思われる訳でして・・・
ここはハンダつけです。
接続方法を変えることで解ける温度が違いますから作業の順番を考えなくて済みますよね(笑)

トランクキャリアーが出来たところで、固定方法を考えないといけませんね。
実車の写真を見ますと前側はトランクヒンジの蝶番のシャフトに止められています

後はトランクの後ろ側からボディ面に沿って金属板が上がってきた部分にトランクキャリアーが止められています。
ちょうどこんな感じかな?


明日は続いてこの上に載せる旅行用の少し大きめのトランクをつくります。

やり掛けの仕事を終わらせて・・・細かな部品を追加しています

2021-06-11 20:32:48 | Austin Healey 3000
本日の山陰は午前中は曇り、お昼過ぎからは雨の天気でした。
昨夜寝る前に、今日は何をしようか考えながら寝るのですが・・・
朝になりますとすっかり忘れています(笑)
ですが今日は珍しい事に覚えていました。

今日は畑の方が一段落していますので薪をガレージ内から屋外の保管場所に運ぼうと思っていました。
昨日グダグダ書いてスッキリ!!(爆!!)
夕方には雨が降りそうなので早めに済ませる様に大急ぎでハアハア息を切らしながら急ぎます
まだ途中経過ですが・・・

この後この収納庫に全て薪を詰め込みまして・・・
全部でどれ位有るのかな〜
恐らく2tから3t位は有るのではないかと・・・
一冬薪ストーブを焚くには足ら無いかもしれませんが・・・
まだガレージの中に昨年の物が有りますからそちらを先に優先的に使ってからこちらの薪を使う事にします。
最後に前の方に落ちたゴミを箒で掃きまして完了ですね。
一見した所1列しか見えませんが
2列になっていますのでかなり大量に有ります。

正面から見ますと何か幾何学模様のようでなかなか綺麗ですね
これだけ大量にあると一冬保ちますかね〜
でも寒い冬は結構ストーブ焚きますからね。

お越しいただくお客様が寒い思いをされないように今から準備いたします。
(こんな暑いときにこんなお話をしても心に響かないかもしれませんけどね・・・寒い冬を暖かく過ごすために暑い夏に汗をカキカキ体を動かす人もいると言う事です)

午後から・・・も少し畑関連を・・・
と言うのも先日当ブログで書いていましたズッキーニの件ですが
本日代替え品のズッキーニの種が届きました。
5月中旬くらいまでが蒔き時なんですが消費期限が2022年2月の物だったので種を蒔いておきました。
上手く芽が出れば良いのですが・・・時期的にちと辛い所ですね。
その後、ご連絡を頂いた営業さんに種が到着したご連絡とお礼を申し上げておきました。
いくらクレームを付けたのが私でも代替え品をきちんと送って下さる事に関してはご連絡をしてお礼を申し上げる・・・これは社会人の常識です。
それが出来ない様な人間にはなりたくないのです。
ダメな部分はダメと言いますが・・・その分、「自分も誠意をつくす」それが有るべき姿だと思います。

さて、最近は厨房係が比較的暇なので(私が慣れてきたので仕事をこなすスピードが上がっているのかもしれませんが・・・)今日も楽勝・・・とタカをくくっていました。
ところが世の中そんなに甘い物じゃ有りません・・・額に汗が流れる程沢山のお客様に来て頂きまして・・・
洗い物を終わってアトリエに戻ったのは3時を回ってからでした
まあ途中でT中社長がS15のモデルを持って来て頂きましたので打ち合わせをさせて頂いた事も有りましたけど・・・
それにしてもお昼は忙しかったです。

で・・・お楽しみの本業です。
「お楽しみ」はお客様だけではなく・・・私自身もお楽しみタイムである事には間違い有りません。
製作中のカウルスタンドは愛知県のお客様からのご依頼でして
他の木製ベースとクリアーカバーは既に準備完了しています・・・
カウルスタンドが完成したらお送り出来ますのでプレッシャーがかかりますね〜!!
と言ってもこちらももう完成は目の前でして最後の工程を進めます。
カウルスタンドの上側は洋白の角線を使っていますがこれも訳が有ります。
最初は断面が丸い洋白線を使っていましたが・・・滑りやすいのです。
このタイプのスタンドに実際にカウルを載せた場合に振動などで滑って落下する事が有るのです。
金属表面は比較的滑りやすいですから当然と言えば当然なんですが・・・
で角線に変更して少しでも接地している面積を大きくしようとした訳です。
でも実際にはそれだけでは十分では有りませんでした。
丸線よりは良いのですが・・・実際にカウルとあたっている面は非常に小さいのです。
で一番最新の仕様ではこの角線の上面に自己融着型のビニールテープをカットして貼っておきます。
幅は1.0mm程でしょうか・・・
これが意外に良いのです。
違和感は無いしずり落ちる事も少なくなりました。(全く落ちないとは書けませんが・・・笑)
本日ご依頼頂いたケースと共に発送させて頂きました日曜日の午前中にはお届け出来るかと思います。


次は何回もリベンジしているプレートです
途中になってしまっている仕事は片付けておきましょう。
一度失敗してしまった仕事も何かの拍子にどんどん進む事も有ります・・・
今回のプレートの制作がまさにそうですね。
アルミ板の上にウレタンクリアーを塗っておくだけでデカールが奇麗に貼れるのですから・・・。
デカールを貼ったプレートは既に一回目のウレタンクリアーを塗た物が硬化して研ぎだしを出来る状態になっています。
今回はデカールのニスの段を完全に取りたかったので中研ぎをしています。

2度目のウレタンクリアーを薄く塗りまして硬化後にフタタに僅かに付いてしまった細かな埃を2000番のペーパーで落としましょう。
この後ラプロスの8000番で研磨し・・・コンパウンドで仕上げればプレートの完成ですね

プレートが完成しましたら・・・
お客様のモデルカーに取付けまして・・・これで本当の意味で完成です。
納品は・・・発送かな?それとも引き取りにいらっしゃるのかな??(笑)
I澤様これで如何でしょうか?


で・・・ここからが本業の始まり・・・かな!?
今日は幌カバーの修正からですね
この部品・・・修正前でも結構よかったのです
どこがよかったのかと言いますと・・・縫い目の部分にはパイピングが施されていまして・・・なかなかやるな〜と思ったのですが。
肝心のカバーの部分に型の傷というか段が有りましてその部分を直す為にはパイピングの部分も一旦削り落とす必要が有ったのです。
これは残念だけど仕方が無いですね。
全部削ってしまいました。
パイピングは塗装が完了してから0.1mmのハンダ線で取り付けます。

次は旋盤でまた何かを削っていますね
今日削っているのは給油口の蓋の部分なのです
当初はボディ一体にモールドされていましたがまあそれでは全く使えないので洋白の丸棒から削って作ってみました

最初に作ったのは直径が2.8mmの物ですが・・・
ちょっと大きい様ですね

次に作り直し直したのは2.5mmで下の部分には実車の場合丸いゴムのパッキンが付いているみたいなので一緒に作ってみました
ゴムの部分が少し大きい様な気もしますが・・・最終的にもう一度作り直すかもしれません

この指で持っている変な形状の物は何かわかりますか?
この金具は実はトランクの開閉用のオープナーなんですね
普通は飛び出している取手の部分だけしかなくて回せば開く感じなのですが・・・
この車の物は取付けられているベースの部分にも三角形のモールが取付けられています
なので2段重ねの部分に様に見えてしまうのですが・・・珍しいと言えばそうなんですけどね。

これを取付けてみますとこんな感じに・・・
今の車ではこんな無駄なモールは付いてい無いのですけど・・・
それだけ今の車は余裕が無くなって来ている様にも見えます。


明日はまたオクラの種まきをしてから本業かな〜
種まきは時間がかからないので多分早めに本業にかかれると思うのですが・・・
明日も楽しみだな〜仕事!!
毎日朝起きるのがすごく楽しみなんですよね〜!!