国土交通省は高速道路での逆走事故を防ぐため、カーナビ画面で運転手に警告するシステムの実現に向けた取り組みを始めた。
衛星利用測位システム(GPS)の機能で走行ルートを検知したり、車載カメラで進入禁止の標識を認識したりして逆走を判断し、ドライバーに警告することを想定している。
企業から技術を公募、2018年度からの運用を目指す。
国父省は「2020年までに高速道路での逆走事故ゼロ」を目指し、3月に工程表を策定。
これまで、インターチェンジ合流部の路面に進路を示す大型矢印を描いたり、逆走できないようにラバーポールを立てたりして対策を進めている。
しかし、2011~2015年に年平均で約200件の高速逆走が起き、このうち事故も同40件程度で減る兆候がないため、企業からアイデアを募り、先進技術を導入した対策の開発をペースアップさせることにした。
公募は東日本、中日本、西日本の各高速道路会社と連携して実施。
カーナビ画面によるドライバーヘの警告のほか、道路脇に設置したセンサーで逆走車を検知し、情報を道路管制センターに知らせる仕組みといった技術などを想定している。
期間は2017年2月10日までで、2017年度に実際の道路で検証し、2018年度からの実用化を目指している。
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