セ・リーグの杵渕統括は9月14日、阪神―広島20回戦(9月12日・甲子園)の延長12回、広島・田中の中堅への打球がフェンス上部で跳ね返って三塁打と判定されたことについて都内で会見し、ビデオ判定に用いられた映像を再検証した結果、フェンスを越えていると判断したことを明かした。
試合中、3人の審判が何度もビデオを見て、判定を間違うという大失態である。
広島側から口頭で(1)フェンス奥に打球の防護ワイヤがある構造を当該審判が把握していたのか、(2)審判団はビデオ映像をどう判断したのかという2点の質問を受け、当該審判らを含めてリーグとして映像を再検証。
「打球はフェンスを越えているものと判断した」と結論づけた。
杵渕統括は「(当該審判は)フェンスの構造は認識していた。 打球の判断については、まさか(フェンス奥の)ワイヤに当たって跳ね返るとは想像もしていなかった」と説明。
「今回は思い込みによるものが大きな原因。 徹底した再発防止策を鋭意、進めていきたい」と話した。
記録の訂正などは行わない。
NPBの井原事務局長は「当該球団とファンのみなさまにおわび申し上げます」と話したが、おわびだけで済む話ではない。
ビデオ判定を取り入れても審判の判定能力が「ゼロ」なら価値はない。
両軍および観客などに画像をオープンにして、判定してもらう方が良いのでは。
誤判定防止策も出さない日本プロ野球は最低である。
早く「チャレンジ制度」を導入するべきである。
MLBでは2014年から、それまで本塁打に限定されていたビデオ判定の対象を拡大。
ストライク、ボールの判定など一部をのぞき、ほとんどのプレーを対象に、監督が審判にビデオ確認を促すことが可能になった。
監督には1試合一度「チャレンジ」の権利が与えられ、判定が覆えれば2度目が要求できる。
審判団はMLBが約10億円かけたリプレーセンターと連絡をとって結論を出す。
2014年のチャレンジ総数は1275回で、47%で判定が覆った。
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