踊る小児科医のblog

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ヘリコプターの悪夢ふたたび ~ ER X

2005年05月18日 | ART / CULTURE
"ER"が日本でも放映されるようになり話題を集めてからもう何年たったでしょうか。最近は、他のことをしながらの「ながら見」することが多かった"ER X"ですが、16日放映の第8話をみてビックリ。以前ヘリコプターに腕を切断されて義手となった外科部長のロマノが、なんと今度は屋上から墜落してきたヘリの下敷きになって死んでしまうのです。

このドラマをみていると、よ~くこんな話「つくる」なぁとか、医学的な知識や描写に感心させられることが多々あるのですが、今回はイマドキの特撮の進歩に対して失礼ですが「どうやってこんなの撮ったんだろう」という初心者的な驚き、そしてヘリが墜ちた後もいつも通り勤務が終わったら帰るスタッフに感心しきり。しかし、尼崎脱線事故や警察のヘリ墜落事故の後だからというわけではありませんが、下敷きになる直前の描写は夢見が悪い。ちょっと趣味がよろしくないというか(腕切断の時もそう思ったけど)、日本ではここまではとてもできないでしょう。ロマノも「イヤな奴」として人気キャラクターだったのですが、ここのスタッフは死亡退職(番組降板)が多いですね。

私も勤務医時代に数回、患者搬送のためにヘリに乗ったことがありましたが、普通に飛んでいるときは上昇下降も滑らかだし全然怖くないんですね。慣れれば観覧車より気持ちいい。でもまあ、もうそんな機会もないし、このまま一生乗らなくてもいいでしょう。ドラマの主人公じゃないので下敷きになる心配はまずないとは思いますが。