#先週末に報道された内容ですが、10年前から最近までの情報であり、この間1996年からは半年毎にデータは蓄積され随時発表されてきたはずなのですが、その中に含まれているものの総計なのか(私たちには)わからない点、日本脳炎に関してはADEMという種類の脳炎との関与が以前から疑われていて、その分を含めて副反応報告がなされていて、新たに発生した問題とは考えにくいこと、ワクチンの副反応認定にはいわゆる「紛れ込み事故」と思われるケースであっても時間的に疑いが否定できない場合は認定する「疑わしきは救済」という規定があること、特に日本脳炎の場合は「人から人へは感染せず、衛生状態の改善などにより患者数は激減したが、いまでも国内でウイルスは検出されていて患者発生もあり、中国や東南アジアではかなり蔓延していて、感染してその一部で脳炎を発症した場合に治療手段がないこと」などを念頭において判断しないといけません。それ以上の情報がないので、とりあえず新聞に出たよりもやや詳しい情報を掲載しておきます。
ワクチン接種後4人死亡 3種混合と日本脳炎
ジフテリア・百日ぜき・破傷風の3種混合ワクチンと日本脳炎ワクチンで、接種の副作用とみられる脳症が1994年以降、それぞれ4件と7件発生し、うち各2人(いずれも乳幼児)が死亡していたことが分かった。
厚生労働省が26日発表し「医薬品・医療機器等安全性情報」で注意を呼び掛けた。メーカーは同省の指示で既に添付文書を改訂している。
3種混合ワクチンでの死亡例は96年と98年、日本脳炎ワクチンでは97年と98年。注意喚起や添付文書改訂が遅れたことについて、同省は「当時は報告の間隔が空き、まれな副作用だった」と説明。今年4月の予防接種法の実施要領改正に伴い、メーカーから副作用があらためて報告されデータがまとまった。
厚労省は、詳細な副作用報告書を3年ごとに廃棄し、94年以降は件数だけを保存してきたが、こうした脳症について「集積件数を検索する機会がなかった」と説明。2003年以降はデータベースで詳しい情報を保存し、集積件数も自動的に出るようにしたという。
記者会見で山田雅信(やまだ・まさのぶ)同省安全使用推進室長は「同種の副作用情報があるときは蓄積し、早く安全性情報を出したい」と述べた。
ワクチン接種後4人死亡 3種混合と日本脳炎
ジフテリア・百日ぜき・破傷風の3種混合ワクチンと日本脳炎ワクチンで、接種の副作用とみられる脳症が1994年以降、それぞれ4件と7件発生し、うち各2人(いずれも乳幼児)が死亡していたことが分かった。
厚生労働省が26日発表し「医薬品・医療機器等安全性情報」で注意を呼び掛けた。メーカーは同省の指示で既に添付文書を改訂している。
3種混合ワクチンでの死亡例は96年と98年、日本脳炎ワクチンでは97年と98年。注意喚起や添付文書改訂が遅れたことについて、同省は「当時は報告の間隔が空き、まれな副作用だった」と説明。今年4月の予防接種法の実施要領改正に伴い、メーカーから副作用があらためて報告されデータがまとまった。
厚労省は、詳細な副作用報告書を3年ごとに廃棄し、94年以降は件数だけを保存してきたが、こうした脳症について「集積件数を検索する機会がなかった」と説明。2003年以降はデータベースで詳しい情報を保存し、集積件数も自動的に出るようにしたという。
記者会見で山田雅信(やまだ・まさのぶ)同省安全使用推進室長は「同種の副作用情報があるときは蓄積し、早く安全性情報を出したい」と述べた。