男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1040 フライドポテト

2017年07月01日 | イモ類
「いまヘルシンキに到着。これから16時間待ちでオスロに向かいます」・と、孫娘からメールが
入りました。彼女は数年前ノルウエイに留学、オスロのステイ先で1年厄介になりました。当初
は3か月の限定ステイでしたが、ホストファミリーに気に入られ1年間あずかって頂きました。

彼女の母親=私の長女によれば、日々の動作がニブイ、自室の整理整頓が滅茶苦茶でだらし
がない・・とシビアな評価・・ステイ先での孫娘の行動が気がかりでした。その子が先方に気に
入られ、長期ステイを承諾されたので安堵したものでした。そのホストファミリーから「この夏、
オスロにおいで・・」というメッセージが届きます。聞けば、家を建て替え家族が全員集まる・・皆
が孫娘の顔も見たいと言うのが、オスロ行きの次第です。

家にいたら、母親が嘆くほど自堕落・・このままではステイ先に愛想をつかされる・・と心配しまし
たが、そこは要領よくきちんと生活できたのでしょう。長女宅(孫娘の家)では、海外留学生を何
人か受け入れ1年の長期ステイも数人いました。孫娘から見た留学生の日常行動は、かくある
べし・・との自覚があったのかも知れません。だから、家では自堕落と叱られても、ステイ先では
模範生らしい行動が出来たのだろう・・と、これは私の解釈です。

「家にあれば、笥(「け=器)に盛る飯を草まくら、旅にしあれば、椎の葉に盛る」という歌があり
ます。作は有馬皇子・・万葉集から。この歌を孫娘のステイ先での行動に替えてみました。
「家にあれば、ベッドのふとんはそのままに、旅にしあればキチンと畳む」。

元歌は、高校の古文の授業で覚えた句です。漢文は大好きでしたが古文は大嫌いでした。その
クセこの句は鮮明に覚えています。人は皆、何かこういう突拍子のないことが、頭の片隅に住み
ついていて、折に触れ思いだす。昔のことは鮮明に思い出すが、直近のことは忘却・・認知症の
症状と聞き、急に心配になりました。

レシピはじゃがいも料理二題「フライドポテト」と「粉吹き芋」です。二つともシンプルな料理なので
作り方も調味料も極く単純にしました。これなら、男性の方でも作れる料理と思います。

この春畑でとれたじゃがいものうち、アンデスレッドを空揚げしてフライドポテトをつくりました。
アンデスレッドは昭和46年~49年ころに交配が行われジャガイモで、名前の通り赤い皮で
中身は黄色です。じゃがいもはなすの仲間・・その実は写真でご覧の通りトマトにそっくりです。


材 料
ジャガイモ 中 3こ 450g
味塩 少々
揚げ油 適宜

味塩の他に「クレイジーソルト」や「ドライパセリ」など
好みの塩・スパイスなどを振りかける。

作り方
1.ジャガイモを切る

ジャガイモは皮付きのまま一口大に切る。
形は好みにしますが、くし型か棒状・・スティック状に
切るのが食べやすい。
2.低温(160℃)の油で揚げる
揚げ油を160℃に設定しておき、切ったジャガイモを
熱した油に入れて揚げる・・時間は4~5分。
・・ジャガイモの量を適量に・・多すぎるとベタつく・・
3.ジャガイモを油から上げる
ジャガイモを串でさしてスッと通れば、ザルで引きあげ
スノコかキッチンペーパーに移す。
4.ジャガイモ全部を揚げたら二度揚げする
一度揚げただけではカラッとした「フライドポテト」には
なりにくいので、二度揚げします。
油の温度を180℃に設定し、先に揚げたジャガイモを
少しずつ揚げて、ペーパーに移して油を切ります。
5.揚げたての熱いうちに、好みの味付けする
レシピではシンプルに味塩だけにしましたが、塩胡椒や
塩と黒胡椒、クレイジーソルトなどのおいしいと思います。

コメント
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