今夏は猛暑・・と言う予報でしたが、今のところは適中・・梅雨明け前後から猛烈な暑さが続いて
います。レシピは暑さ対策として、からだを温める食材の人参・玉ねぎ・じゃがいもと、鯖水煮缶
豚肉でつくる「鯖じゃがカレー風味」と「豚じゃが汁」です。二つの料理で共通するのは、人参、
玉ねぎとじゃがいも・・これをベースに「豚じゃが汁」と「鯖じゃが・・カレー風味」を作りました。
夫々の栄養成分をレシピ末欄に表記していますが、注目して欲しいのは「鯖じゃが」と「肉じゃが」
で、「鯖じゃが」のカルシウムとEPA・DHAの優位性です。また、二つの料理に「カリウム」が多い
のは「じゃがいも」の働きです。
「カリウム」の人のからだへの効能は、1.むくみを解消する、2.高血圧の予防と改善、3.利尿
作用、4.筋肉の弛緩・調整、5.神経細胞の刺激伝達・・があります。カリウムがやや不足すると、
血圧が髙くなり、むくみが生じます。カリウムが完全に不足すると脱力感・食欲不振が生じます。
熱いときは、食欲不振になりがちで、食べる物も淡白なもので喉を通り易いものになります。今日
の(私の)昼食はそうめんでした。薬味は刻み葱と煎りゴマ、刻み紫蘇におろし生姜。副菜に納豆
と鯖水煮缶・・それにトマト1こをつけました。
素麺は、乾麺100gが一食分で・・摂取熱量は356kCal、蛋白質9.5g、カルシウム17㎎です。
摂取熱量は高い割に、蛋白質とカルシウムが少ない・・それを、炒りゴマや納豆、鯖水煮缶で補い
緑黄野菜のトマトを加えました。
素麺はのどごしがよいので、夏の昼食に重宝します。素麺を、煮立った湯に入れると2~3分で
茹であがります。ザルソバもよろしいのですが、茹でるのに7~8分かかる・・素麺を茹でる時間の
4倍もかかります。作ってみると分りますが、この時間差は大きいのであります。
それでも「ザルソバ」にするときは、面倒でもエビなど魚介と野菜の天ぷらを添えて、栄養成分の
バランスを採って欲しい・・夏を凌ぎ切るには体力のもと「栄養成分」をバランス良く食べるのが
一番・・体力が衰えた高齢の方は殊更です。
肉じゃがの材料のうち、牛肉を鯖の水煮缶詰に代え、カレー粉を加えた煮物です。鯖の缶詰
は水煮の他に、味噌煮、味付け、オイルサーディンなど多彩ですが、総じて栄養的に優れて
います。特にカルシウムとEPA・DHAが豊富・・下にその概略を記しましたのでご一読下さい。
材 料
鯖水煮缶 1缶 190g ・・煮汁ごと使う
じゃがいも 2こ 300g ・・皮むきして縦横四つ割り・・大ぶりに切る
玉ねぎ 2こ 250g ・・同
にんじん 1/2本 80g ・・皮付きのまま一口大に切る
調味料
昆布出汁 2カップ 360cc
すき焼のたれ 大さじ 2 20cc
みりん 大さじ 1 10cc
さとう 大さじ 1 10g
カレー粉 大さじ 2 20cc
作り方
深なべに出汁とじゃがいも・にんじんを入れ火にかける。
煮立って5~6分、じゃがいもが半煮えの頃玉ねぎ加え、
続けてさば水煮缶を煮汁ごと鍋に入れる。
じゃがいもが柔らかくなったら、調味料を全部加える。
・・カレー粉の量は、好みで増減する・・
・・さとうを加えるのも好みで、量も味見して調える・・