そのむかし、アサリやしじみといえば、安い食材でしたが、今は高級食材に
なりました。この日買ったアサリは400g500円・・夫婦二人なら味噌汁に
して2回分ほどの量です。むき身にして「深川丼」なんかを作ろうものなら、
上等牛肉なみの値段になります。
私の生家の近くは遠浅の海で、干潮で干潟になると、アサリやカキ、アオサ
やオゴノリ、それにツガニという小型のカニが、いやというほどとれました。
小学生のころ、食糧難で白いごはんには不自由したものの、アサリはタダで
とれる食材で、夕飯のおかずは、アサリで作る貝汁が定番でした。
エビかきという漁具がありました。60cm程の細長い板に5寸釘を4cm間隔
に打ち込んだ熊手様なもの。これで干潟を引っ掻くと、体長10cmのエビが
ピシッと音をたてて躍り出る・・それをつかんで腰につけた布袋に入れました。
1回の漁獲は30尾ほど、時に特大の蛤やカキが釘に掛り、これは余禄です。
カキをとるのは寒い時季です。とれる量が少ないので、今日はかきめしを作る
という日にします。寒風のなか海岸の石垣に張りついて、熊手で「かきがら」を
打つのはしんきくさい作業でしたが、これが小学4~5年のころでした。わたし
に限らず、あのころの子供は、一家の食べ物を得る手助けをしていました。
生家近くの遠浅の海は、今ではアサリ一つとれないといいます。数年前の三月
お墓まいりに帰ったとき、別の海で潮干狩りをしました。小さなアサリでしたが、
近来まれなおいしいアサリでした。以来、おいしいアサリには出合えません。
いま思い出すと、なつかしいかぎりであります。
あさりの旬は2~3月、使う味噌は赤だし・・それも八丁味噌がよい、吸い口は、ればふきの董・・ときめています。
スーパーの鮮魚コーナーのパックいりのあさりは、砂だししてしてあると思いますが、買い求めてからもういちど
砂だしすると安心です。レシピは砂だしのやり方から書きました。元気なあさりなら水管から潮水を吹きだします。
材 料 あさり 1パック 200g
つけ出汁 2カップ強 400cc
八丁味噌 大さじ 1 10g
中味噌 大さじ 1 10g
ふきのとう 適宜
作り方 あさりの砂を吐かせる
3%の塩水をつくり、あさりをいれる。
水は水道水を半日おいてカルキを抜くとよい。
大きい釘1本入れる・・あさりは金気を嫌うので
砂だしに効果が大といいます。
あさりが口をあけて、水管をだすのを確かめる
・・塩分が潮水に近いときげんよく水管をだして、
潮水を吹きだしたりします。
あさりを水でもみ洗いして水気を切る
こんぶのつけ出汁を鍋にいれ、中火にかける
味をみて、たりないものをくわえ、火を弱め
わきたってから、あさりをいれる。
あさりが口を開き始めたら網ざるですくいあげる。
あさりの塩味を出してから、味噌をくわえる。
そのあとあさりを戻します。
味噌を八丁味噌としたのは、わたしの好みです。
八丁味噌だけでは「クセ」が強いので中味噌と
半々にあわせますが、単なる赤味噌でもおいしい。
これは、好みの味噌を選んでください。
先に味噌を溶きいれてから、あさりをいれてもよい。
味噌汁のセオリーから反しますが、あさりの味噌汁は
どっちが先でも良いような感じがします。
できあがりに、刻んだふきのとうを、一つまみのせます。
なりました。この日買ったアサリは400g500円・・夫婦二人なら味噌汁に
して2回分ほどの量です。むき身にして「深川丼」なんかを作ろうものなら、
上等牛肉なみの値段になります。
私の生家の近くは遠浅の海で、干潮で干潟になると、アサリやカキ、アオサ
やオゴノリ、それにツガニという小型のカニが、いやというほどとれました。
小学生のころ、食糧難で白いごはんには不自由したものの、アサリはタダで
とれる食材で、夕飯のおかずは、アサリで作る貝汁が定番でした。
エビかきという漁具がありました。60cm程の細長い板に5寸釘を4cm間隔
に打ち込んだ熊手様なもの。これで干潟を引っ掻くと、体長10cmのエビが
ピシッと音をたてて躍り出る・・それをつかんで腰につけた布袋に入れました。
1回の漁獲は30尾ほど、時に特大の蛤やカキが釘に掛り、これは余禄です。
カキをとるのは寒い時季です。とれる量が少ないので、今日はかきめしを作る
という日にします。寒風のなか海岸の石垣に張りついて、熊手で「かきがら」を
打つのはしんきくさい作業でしたが、これが小学4~5年のころでした。わたし
に限らず、あのころの子供は、一家の食べ物を得る手助けをしていました。
生家近くの遠浅の海は、今ではアサリ一つとれないといいます。数年前の三月
お墓まいりに帰ったとき、別の海で潮干狩りをしました。小さなアサリでしたが、
近来まれなおいしいアサリでした。以来、おいしいアサリには出合えません。
いま思い出すと、なつかしいかぎりであります。
あさりの旬は2~3月、使う味噌は赤だし・・それも八丁味噌がよい、吸い口は、ればふきの董・・ときめています。
スーパーの鮮魚コーナーのパックいりのあさりは、砂だししてしてあると思いますが、買い求めてからもういちど
砂だしすると安心です。レシピは砂だしのやり方から書きました。元気なあさりなら水管から潮水を吹きだします。
材 料 あさり 1パック 200g
つけ出汁 2カップ強 400cc
八丁味噌 大さじ 1 10g
中味噌 大さじ 1 10g
ふきのとう 適宜
作り方 あさりの砂を吐かせる
3%の塩水をつくり、あさりをいれる。
水は水道水を半日おいてカルキを抜くとよい。
大きい釘1本入れる・・あさりは金気を嫌うので
砂だしに効果が大といいます。
あさりが口をあけて、水管をだすのを確かめる
・・塩分が潮水に近いときげんよく水管をだして、
潮水を吹きだしたりします。
あさりを水でもみ洗いして水気を切る
こんぶのつけ出汁を鍋にいれ、中火にかける
味をみて、たりないものをくわえ、火を弱め
わきたってから、あさりをいれる。
あさりが口を開き始めたら網ざるですくいあげる。
あさりの塩味を出してから、味噌をくわえる。
そのあとあさりを戻します。
味噌を八丁味噌としたのは、わたしの好みです。
八丁味噌だけでは「クセ」が強いので中味噌と
半々にあわせますが、単なる赤味噌でもおいしい。
これは、好みの味噌を選んでください。
先に味噌を溶きいれてから、あさりをいれてもよい。
味噌汁のセオリーから反しますが、あさりの味噌汁は
どっちが先でも良いような感じがします。
できあがりに、刻んだふきのとうを、一つまみのせます。
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