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今回テーマは体脂肪を採りあげました。私たちのからだに蓄積する脂肪は、まず皮下脂肪とし
て蓄えられます。皮下脂肪は、皮膚の下1~3㎝にある皮下組織の脂肪細胞に溜る脂肪で、
全身に分布します。分解しづらく、エネルギー長期貯蔵の役割を持つ体脂肪です。運動の
エネルギー源の糖質が枯渇すると、皮下脂肪が血液中に放出されてエネルギー源になります。
皮下に蓄積する余裕があるうちは、脂肪は優先的に皮下脂肪に蓄積されますが、一杯になる
とからだの深いところに溜るようになります。これが内臓脂肪で主に小腸の周りの内臓にくっつ
きます。溜る一方で肝臓や心臓にくっつくと重い病気を引き起こすので注意が必要です。
体脂肪は上記皮下脂肪と内臓脂肪のほかに血中脂質があります。血中脂質にはエネルギー
の貯蔵・供給・燃焼の役割があります。皮下脂肪には体温をコントロールしたり、身体を保護
する役目があります。またさまざまなホルモンを分泌します。内臓脂肪の役割は、次に食事を
採るまでのエネルギー源になります。
体脂肪は、飢餓に餓えたエネルギー源になり、衝撃から身体を守り、体温を維持し、ホルモン
バランスを調整する役割を果たしています。体脂肪がつき過ぎてもいけませんが、少な過ぎる
と免疫力に支障を来したりする・・単に少なければ良いわけではありません。
体脂肪と内臓脂肪は体重計で測定できますが、内臓脂肪はお腹周りを計測し、男性は85㎝
以上、女性は90㎝以上あれば、内臓脂肪肥満型の疑いが濃くなります。内臓脂肪の測定は、
正確には病院でCT検査を受けますが、人間ドックで診てくれます。
皮下脂肪と内臓脂肪が多いとき、標準内にするには食事改善と運動が必要になります。
それは、次回以降にお伝えします。
お送りするのは「なす料理二つ」です。夏真っ盛りの今、なすの生育も真っ盛りです。今が旬の
なすをおいしく食べてほしいと思います。
油麩=仙台麩のことで、宮城県北部から岩手県南部で食べられる油で揚げた「麩」で、古くから
現地では「油麩」と呼ばれています。これを見つけたのは百貨店の食材売り場でした。珍しいので
使い方は後回しで買い求めました。油たっぷりの麩で、ナスとの相性が良い食材です。
材 料
ナス 大 2本 300g
あぶら麩 1/2パック 25g
ピーマン 2こ 70g
調味料
出汁 1/2カップ 90cc
すき焼のたれ 1/3カップ 60cc
作り方
油麩はそのまま、なすは5cm大の乱切り。
鍋に出汁とすき焼きのタレを入れて強火に
かける。
煮立ってきたらなすを加え、その上に油麩
を乗せ、落し蓋をして中火に落とす。
煮汁が無くなったらできあがり。
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