熊本熊的日常

日常生活についての雑記

目先を追って

2008年09月05日 | Weblog
基準を超える残留農薬が検出されたりカビが発生したなどの理由で「事故米」とされて非食用に流通する米を、食用として販売した大阪の事業者のことが報道されていた。毒餃子が話題になったときにも感じたのだが、そもそも安全な食というものがあるのだろうか?

食に関する規制は数多あるのだろうが、現実は健康被害が発生するまでは、どのような不法行為があろうとも末端の消費者には瑕疵を認識することはできない。どうせわからないのであれば、費用をかけて規則を守るよりも不正をして利益を得ることを選択する、と考える事業者は当然いるだろう。そんなことをして得られる利益などたかが知れていると思うのだが、それが発覚したことで信用を失うリスクよりも目先の小金が欲しいということなのだろう。

この手の事件だけでなく、目先のことに目を奪われて、より重要なことを失ってしまうというのはよくあることではないだろうか。

ちなみに今日の夕食は牡蠣鍋である。昆布と鰹節とホタテ(まだある)で出汁を取り、玉葱、マッシュルーム、鱈を煮て、これらの具に火が通ったところで牡蠣を入れ、みりんで溶いた味噌を適量加え、タイマー代わりに卵を落し入れる。卵が固まった頃には牡蠣がプリプリのいい感じになっているので、そこに茹で時間1分の冷凍野菜餃子を入れて、餃子がパンパンに膨らんだらできあがり。急にホタテが食べたくなったり、牡蠣が食べたくなったりという目先の食欲に従って、1キロ入りの袋で買うので、こうして毎日のようにホタテや牡蠣を食べる羽目に陥る。たいした量に見えないのだが、なかなか減らないものである。それにしても鍋には鱈だの牡蠣だのというのがよい。どうしてこんなに旨いんだろうと不思議に思うほど旨い。