「リエゾン九州」は九州の中小企業・ベンチャー企業の技術・商品とマーケットとの懸け橋(リエゾン)をすることを通じて九州経済の活性化を目指して活動しているボランティア組織である。
日常活動は毎月第3土曜日の午後に、誰でも自由参加できる例会という名の会合(毎回25、26名参加)を開いている。
内容は勉強会と企業発表の2本立てで、企業発表では開発中の製品に対するアドバイスや、商品の販路開拓に対するアドバイス、商品の完成度をより高めるためのアドバイスを求める内容になっている。
いずれの場合も参加者がユーザー、消費者の視点から、ブレーンストーミング的に意見を出し合うのが特徴だ。
ところで先頃、ある方からリエゾン九州の知恵を貸してもらえないだろうかという以下のようなメールが届いた。
リエゾン九州の例会に参加したことがある人でも同会の目的や、取り組み方法をよく理解していない人もいるので、この機会にリエゾン九州の考え方・取り組み方を、上記メールに対する私の返事を載せることで紹介しておきたい。
-------------届いたメール-----------------------
私の知人の会社がクールビズに向けての商品開発をされておられます。
来年に向けて色んな角度から検討するということで、
既に商品も試作品を作りテストをしておられます。
出来れば多くの方の知恵を借りたいということで私にも相談が来ております。
栗野さん自身が新しいものへの関心や技術的にも、
営業的にも憧憬も深くておられますし
出来ればリエゾンさんのお力もお借りできればと思ったり致しております。
このことは先方には全くお話しをしていないことで、
そのようなことが可能であれば持ちかけてみたいとも思います。
ご検討賜りますれば幸甚です。
まずはお尋ねまで。
-------------------------------------------------------------
以下は私が送った返事です。
おはようございます。
今日も残暑厳しい1日になりそうですね。
> 私の知人の会社がクールビズに向けての商品開発を
> されておられます。
> 出来れば多くの方の知恵を借りたいということで
> 私にも相談が来ております。
> 出来ればリエゾンさんのお力もお借りできればと思ったり致しております。
もともとこのようなことをするためにリエゾンを設立したのですから喜んでお手
伝いします。
そのための方法としては次の4通りがあります。
1.例会方式
リエゾンの例会で企業発表し、その場で皆が知恵を出し合う。
例会で経験されているパターンです。
時間はたっぷりとっているつもりですが、それでも問題を解決するためには
時間は少な過ぎるかもわかりません。
2.プロジェクト方式
当初からメンバーを絞って、そのためのプロジェクトチームを発足させ、
頻繁に意見交換・議論をし、企画・開発へと進む。
この方式の場合はメンバーの時間を拘束することになるので最低限の実費
負担が必要になりますし、契約に基づくビジネスとして取り組みます。
3.Mix方式
例会での発表とプロジェクト方式を組み合わせた形態になります。
実はリエゾン九州を発足させたときのやり方がこの方法です。
ボランティア部分とビジネス部分の線引きをし、最初の話し合いで
ここまではボランティアでしますが、これ以上になるとフィーが派生すると
いうことをきちんと双方が納得し取り組む。
例えて言うとシェアウェアソフトやソフトの体験版の利用みたいなものです。
気に入ってこれ以上使いたいときは使用料を払ってくださいという。
4.例会での発表を継続利用
例会で発表し意見交換しアドバイスをもらうだけで結構ヒントになったと
言われる方もいます。
ただ商品開発や販路開拓では段階、段階で、あるいは非連続の連続的に
知恵を借りたいという場面が出てくると思います。
そのために例会での企業発表を何度も利用するという方法です。
この方法の利点は経費がほとんどかからないことです。
(非会員の企業発表の場合は、参加費1,000円のほかに発表費3,000円が必要)
日常活動は毎月第3土曜日の午後に、誰でも自由参加できる例会という名の会合(毎回25、26名参加)を開いている。
内容は勉強会と企業発表の2本立てで、企業発表では開発中の製品に対するアドバイスや、商品の販路開拓に対するアドバイス、商品の完成度をより高めるためのアドバイスを求める内容になっている。
いずれの場合も参加者がユーザー、消費者の視点から、ブレーンストーミング的に意見を出し合うのが特徴だ。
ところで先頃、ある方からリエゾン九州の知恵を貸してもらえないだろうかという以下のようなメールが届いた。
リエゾン九州の例会に参加したことがある人でも同会の目的や、取り組み方法をよく理解していない人もいるので、この機会にリエゾン九州の考え方・取り組み方を、上記メールに対する私の返事を載せることで紹介しておきたい。
-------------届いたメール-----------------------
私の知人の会社がクールビズに向けての商品開発をされておられます。
来年に向けて色んな角度から検討するということで、
既に商品も試作品を作りテストをしておられます。
出来れば多くの方の知恵を借りたいということで私にも相談が来ております。
栗野さん自身が新しいものへの関心や技術的にも、
営業的にも憧憬も深くておられますし
出来ればリエゾンさんのお力もお借りできればと思ったり致しております。
このことは先方には全くお話しをしていないことで、
そのようなことが可能であれば持ちかけてみたいとも思います。
ご検討賜りますれば幸甚です。
まずはお尋ねまで。
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以下は私が送った返事です。
おはようございます。
今日も残暑厳しい1日になりそうですね。
> 私の知人の会社がクールビズに向けての商品開発を
> されておられます。
> 出来れば多くの方の知恵を借りたいということで
> 私にも相談が来ております。
> 出来ればリエゾンさんのお力もお借りできればと思ったり致しております。
もともとこのようなことをするためにリエゾンを設立したのですから喜んでお手
伝いします。
そのための方法としては次の4通りがあります。
1.例会方式
リエゾンの例会で企業発表し、その場で皆が知恵を出し合う。
例会で経験されているパターンです。
時間はたっぷりとっているつもりですが、それでも問題を解決するためには
時間は少な過ぎるかもわかりません。
2.プロジェクト方式
当初からメンバーを絞って、そのためのプロジェクトチームを発足させ、
頻繁に意見交換・議論をし、企画・開発へと進む。
この方式の場合はメンバーの時間を拘束することになるので最低限の実費
負担が必要になりますし、契約に基づくビジネスとして取り組みます。
3.Mix方式
例会での発表とプロジェクト方式を組み合わせた形態になります。
実はリエゾン九州を発足させたときのやり方がこの方法です。
ボランティア部分とビジネス部分の線引きをし、最初の話し合いで
ここまではボランティアでしますが、これ以上になるとフィーが派生すると
いうことをきちんと双方が納得し取り組む。
例えて言うとシェアウェアソフトやソフトの体験版の利用みたいなものです。
気に入ってこれ以上使いたいときは使用料を払ってくださいという。
4.例会での発表を継続利用
例会で発表し意見交換しアドバイスをもらうだけで結構ヒントになったと
言われる方もいます。
ただ商品開発や販路開拓では段階、段階で、あるいは非連続の連続的に
知恵を借りたいという場面が出てくると思います。
そのために例会での企業発表を何度も利用するという方法です。
この方法の利点は経費がほとんどかからないことです。
(非会員の企業発表の場合は、参加費1,000円のほかに発表費3,000円が必要)