栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

会社の存続を願うなら、児孫の為に美田を買うな!(1)

2011-12-13 16:12:18 | 視点
 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ、と言われるが、人間というのはどうも歴史に学ばないようだ。

というより、歴史そのものを知らない、あるいは学ぼうとしないのかもしれない。

でなければ、このところ次々に起きる愚行の説明がつかない。

 例えば大王製紙の井川意高前会長が特別背任容疑で逮捕された件。

多くの人達が対岸の火事という風に受け止めているように見えるが、果たしてそれでいいのか。

 たまたま今回の場合は100億円という巨額な使い込みだから、自分の所には関係ないという思いが強いのだろうが、

金額の多寡を別にすれば実は中小零細企業でも起きることだし、事実そうした例は多いはずだ。

 では、なぜ、こうした身内による使い込みが起きるのか。

なぜ、それを防げなかったのか。

問題はどこにあるのかを考えてみたい。

1.身内の犯罪が圧倒的

 大王製紙は上場企業である。それでも会社=創業家、会社の金=自分の金と思っている。

財布が一緒なのだ。だから平気で会社に電話して、数百万~数千万円単位で振り込ませる。

どうせ俺の金だからと。

 それにしても額が大きすぎた。

100億円もの「借り入れ」に誰も気付かなかったのだろうか。

 これは別の機会にも書いたことだが、人間は

        (略)

 1つはチェックシステムが

 2つめはシステムがあっても運用が

 3つめは根拠なき安心感。


        (略)

2.3代目が身上を潰す


        (略)



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