栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

技術革新はメーカーに何をもたらしたのか(4)~ニコンの悩み

2014-11-06 10:11:07 | 視点
ニコンの悩み

 世界市場で未だに圧倒的な強さを誇っている日本製品(メード・イン・ジャパンではない)は一眼レフカメラである。
単独ブランド力ではライカの後塵を拝するが、一眼レフカメラというカテゴリーでは日本製品のシェアがダントツである。
これはデジタルになっても変らない。
 デジタル化があらゆる製品をコモディティー化しているのにもかかわらず、カメラだけはそうなっていないのだ。
それはレンズというアナログの部分があるからである。(「栗野的視点(No.429):日本の製造業はなぜ衰退したのか(4)~強さの秘密はアナログ技術」参照)

 ところがこの世界にも変化が訪れつつある。
最初はコンデジ市場の縮小、売り上げ減という形で現れ、普及タイプのコンデジ市場から撤退する日本企業も現れだした。
 この動きはカメラ市場の2強、キャノンとニコンも例外なく襲っている。両社ともにコンデジの売り上げは激減しているが、問題はニコンだ。

    (中略)

 カメラも同じで低価格コンデジから一眼レフまで幅広く扱う段階から次のステップ、特徴あるカメラ、「新しいカメラ」を市場が求めている。
にもかかわらず、ニコンはそれに対応する体制へと脱皮できてない。
あるいは、いま脱皮しようともがいているが、まだ自社の方向性が明確に見えていないようだ。
 ニコンの脱皮を邪魔しているのは

    (以下略)



 ☆全文は「まぐまぐ」内の下記「栗野的視点」ページから
  http://archive.mag2.com/0000138716/20141005140223000.html

 「栗野的視点」はリエゾン九州のHPにも収録しています。




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