栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

厚顔無恥とはこのこと

2016-02-18 22:32:37 | 視点
 いや~、驚いた。

この人、弁護士なのだ。

いまの職業は国会議員だが、もともと弁護士であり、いまも弁護士なのだ。

弁護士という職業は言葉で闘う仕事である。

言葉を大事にする職業である。

そのことを本人はよく知っているはずだ。

その人がオバマ大統領を称して「いまアメリカは黒人が大統領になっているんですよ。

黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ、はっきり言って」と言ったのだから驚かない方が

無理というものだ。

誤解も甚だしい。というか事実無根である。

オバマ大統領がアメリカの黒人奴隷の子孫でないことは小学生だって知っている事実だ。

それを「黒人の血を奴隷」と言い切ったのだから無知も甚だしい。

それで自らの無知を恥じ、詫びるならまだしも「批判は見当違いで残念だ」

「言葉足らずだったのは残念で、真意が正しく伝わらなかったのは遺憾だ」だって。

この人、法廷でも「真意が正しく伝わらなかったのは遺憾だ」と言っていたのだろうか。

むしろ相手の言葉尻を捉えて激しく攻めていたはず。

国会議員だけでなく弁護士としての資格もないのではないか。

議員辞職は当然だろう、丸山和也「先生」!