どうやら今回の東国原騒動は6月25日付拙ブログ「大いなる勘違い東国原にとことん嘗められた自民党」で書いたとおりの展開(「東国原知事の先の発言は両刃の剣で、自民党だけでなく自身をも傷付けた」)になりそうだ。
人には2つのタイプがあり、1つは実れば実るほど頭の下がる稲穂タイプ。
中身が詰まっているから、ますます謙虚になっていく。
もう1つはその反対に中身が軽いタイプで、こちらは頭が軽いから頭に乗ってますます頭を後ろにそらしていく。
東国原氏がどちらのタイプかは改めて言うまでもあるまい。
東国原氏が初めて宮崎県知事に当選した時、宮崎の古い体質を変えるにはいいのではと多少の評価をしたが、ここまで踏ん反り返るとは思わなかった。
彼はやたら「マニフェスト、マニフェスト」と言っているが、もともと知事選に出馬した時のマニフェストだって付け焼き刃みたいなものだっただけに、威張って言えるのかという気はしていた。
最近の彼の言動を見ていると「勘違い」を通り越して、「思い上がり」、さらにこの1週間ほどは「狡猾」という感じがする。
「狡猾」というのは、風向きを判断し言葉の端々に逃げ道を作り出したからだ。
さすがに元タレント、風向きを判断するのだけは上手なようだ。
マスコミ各紙の調査で今回の国政への転身発言に世論の反応が厳しかったことは東国原氏自身、予想外だったのではないか。
彼の腹づもりでは宮崎県民は反対しても全国では支持されると踏んでいたと思う。
それが全国から予想外のブーイングが起き、発言を微妙に変えだした。
一時は自民党から出馬するということはとりもなおさず総裁候補ということ、と自ら提示した2つの条件を微妙に修正していたが、ここにきて再び2条件が(最近は「総裁候補」の方はあまり言わなくなり出したが)呑まれなければ「県政一筋」ですと言い出した。
ズルイ男だ。
大体、彼が言う「地方分権」にしても中身について明確に聞いたことはない。
「全国知事会のマニフェスト」とは言っているが、彼自身の口から地方分権の具体的な中身についてはほとんど触れられていない。
まあ、この男についていつまでも触れるのはよそう。
それより、この男以上に思惑が外れたのは古賀選対委員長だろう。
古賀氏は今度の衆院選で自身の当選が危ないのではないかと噂されていた。
そのため東国原知事を担ぎ出し、自らのセーフティネットにしたかったのだ。
そのためには比例九州トップに東国原氏を据える必要があった。
それが「総裁候補」みたいなことを東国原氏がマスコミに先に発表するものだから党内からも突き上げをくい、比例東京にせざるを得ない雰囲気だ。
比例東京では古賀氏自身にメリットはないわけで、どうやら今回の騒動、結局、両者の思惑外れで終わりそうだ。
人には2つのタイプがあり、1つは実れば実るほど頭の下がる稲穂タイプ。
中身が詰まっているから、ますます謙虚になっていく。
もう1つはその反対に中身が軽いタイプで、こちらは頭が軽いから頭に乗ってますます頭を後ろにそらしていく。
東国原氏がどちらのタイプかは改めて言うまでもあるまい。
東国原氏が初めて宮崎県知事に当選した時、宮崎の古い体質を変えるにはいいのではと多少の評価をしたが、ここまで踏ん反り返るとは思わなかった。
彼はやたら「マニフェスト、マニフェスト」と言っているが、もともと知事選に出馬した時のマニフェストだって付け焼き刃みたいなものだっただけに、威張って言えるのかという気はしていた。
最近の彼の言動を見ていると「勘違い」を通り越して、「思い上がり」、さらにこの1週間ほどは「狡猾」という感じがする。
「狡猾」というのは、風向きを判断し言葉の端々に逃げ道を作り出したからだ。
さすがに元タレント、風向きを判断するのだけは上手なようだ。
マスコミ各紙の調査で今回の国政への転身発言に世論の反応が厳しかったことは東国原氏自身、予想外だったのではないか。
彼の腹づもりでは宮崎県民は反対しても全国では支持されると踏んでいたと思う。
それが全国から予想外のブーイングが起き、発言を微妙に変えだした。
一時は自民党から出馬するということはとりもなおさず総裁候補ということ、と自ら提示した2つの条件を微妙に修正していたが、ここにきて再び2条件が(最近は「総裁候補」の方はあまり言わなくなり出したが)呑まれなければ「県政一筋」ですと言い出した。
ズルイ男だ。
大体、彼が言う「地方分権」にしても中身について明確に聞いたことはない。
「全国知事会のマニフェスト」とは言っているが、彼自身の口から地方分権の具体的な中身についてはほとんど触れられていない。
まあ、この男についていつまでも触れるのはよそう。
それより、この男以上に思惑が外れたのは古賀選対委員長だろう。
古賀氏は今度の衆院選で自身の当選が危ないのではないかと噂されていた。
そのため東国原知事を担ぎ出し、自らのセーフティネットにしたかったのだ。
そのためには比例九州トップに東国原氏を据える必要があった。
それが「総裁候補」みたいなことを東国原氏がマスコミに先に発表するものだから党内からも突き上げをくい、比例東京にせざるを得ない雰囲気だ。
比例東京では古賀氏自身にメリットはないわけで、どうやら今回の騒動、結局、両者の思惑外れで終わりそうだ。