「アレっ、これは?!」
カメラのSDカードの写真をパソコンで整理していて、驚きました。
先月、愛知県東海市の加木屋緑地へ出かけ、フジバカマ園で蜜を吸う南下中のアサギマダラを撮った50コマほどの中に、羽に文字が書き入れられたアサギマダラが数コマ写っていることに気づいたのです。
海を越え、南西諸島や香港まで数千キロもの旅をするといわれるアサギマダラの移動を調べるマークでしょう。撮影している時は羽の文字には全く気づきませでした。
マークが比較的よく見える2コマを掲載しましたが、同じアサギマダラなのかどうかは分かりません。SDカードの撮影日時は10月19日の午後2時から3時にかけてになっています。
アサギマダラの移動状況調査は、捕獲したアサギマダラの羽にマジックインクで日時、場所などを記入して放つ方法で1980年代に本格化。アサギマダラの生態だけでなく環境や気象調査にもつながるとあって、研究者に加え個人や団体に拡大しているようです。
しかし、マーキングされたのを見たことはなく、書かれたローマ字や数字、カタカナらしい文字などの意味は分からりません。
ただ、カタカナは「トウカイ」とも読めそうです。それが東海市のことだとすれば、ここでマーキングされたばかりだったのだろうか、それとも春の北上の際にもここを通ってマーキングされたのでしょうか。
1109の数字は写真を撮った10月19日とどう関連するのでしょう。
ともあれ、偶然とはいえ調査にほんの少し関わったような気がしてうれしくなりました。このマーク入りアサギマダラも、無事にどこかの島にたどり着いたことでしょう。