9月8日。ひと仕事が終わった後の日曜日。日本はまた三連休らしくて、仕事前線は静か。約束した通り、今日は金曜日に
Hマートで買って来た松茸をふんだんに使ってご馳走を作ることにした。食材を物色しがてらフリーザーの霜取り
をしながらつらつらと考えるに、松茸はヘンにいじるよりも、「日本の伝統」に沿ったほうがおいしい。ということで、
極力「ニッポンの味」で・・・。
今日のメニュー:
アミューズブーシュ(松茸ときゅうりのポケ風)
松茸のどびん蒸し風
松茸のフライ
松茸ご飯、松茸と豆腐のお澄まし
[写真] 出汁をとったり、下ごしらえをしてから、まずはアミューズブーシュ。松茸1個とカレシ菜園で採れたアジア系きゅうりでベジタリアン風ポケ。刻んだ松茸はさっと炒めて、同じように刻んだきゅうりと混ぜ、にんにく入りマヨネーズで和えた。スパイスは粉山椒とゆず。ほんのひと口・・・。
[写真] 次に、「どびん蒸し」風。(どびんがないから、ふた付きの一人用キャセロールを使う。)松茸3本とぼたんえびはいずれも地元の産。松茸をスライスして、お酒をかけておいて、ぼたんえび2尾ずつの殻を剥いて、準備完了。料理本には「みつば」を入れると書いてあったけど、こっちにはないからコリアンダーで代用。意外にいい味になった。すだちを添えると書いてあったけど、かぼすの果汁をさっと振り込んだ。うん、おいしいの何のって・・・もちろん、松茸のお手柄なんだけど。
[写真] カレシが好きな松茸のフライ。1本あたり4枚の厚めのスライスにして、粉、溶き卵、パン粉とつけて普通に揚げるだけだけど、食感が何ともいい。カレシ菜園のトマト、きゅうり、パセリで飾って、チリソースを添えてみた。
[写真]
メインコースは松茸ご飯と、松茸と豆腐のお澄まし。最初は魚料理にご飯を添えようと思ったけど、全体の量が多くなりすぎそうなので、ボツ。ご飯はいつもの麦入り玄米じゃなくて、白米のご飯。初めのコースを食べる頃から炊き始めて、フライを食べ始める前に松茸を加えて、ちょうどいいタイミングで炊き上がり。蒸らしている間に、松茸の最後の1本ときのうチゲを作った後に少しだけ取っておいた豆腐でお澄ましを作る。フライの溶き卵の残りに線切りにしたにんじんとねぎを混ぜ、貝割れを載せて即製の卵焼き。
ちょっとぜいたくな「松茸づくし」で、とうとうパックに8本か9本入っていたのをぜ~んぶ食べてしまった。香りや形で日本産にはかなわないだろうけど、カナダの松も捨てたもんじゃなくて、それなりにおいしさいっぱいの秋の味。ああ、満腹の食欲の秋・・・。