リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

地球は暖まるの?冷えるの?

2013年09月19日 | 日々の風の吹くまま
いい天気だけど、今日はまず英語教室に行くカレシを送り出して、ワタシは仕事。今度
は広報だから、楽々。業界用の部分は業界用の文体(ビジネス英語っぽく)、一般消費
者用の部分は一般消費者用の文体(日常英語っぽく)と、このあたりの違いを出すのが
おもしろくて、ついやる気が出るから、ワタシって人は・・・。

国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると、過去15年の間に、
温室効果ガスの排出量は増えているのに、気温上昇は予測の半分以下のペースだっ
たという話で、「地球はどんどん暑くなる。木を切るな、化石燃料を燃やすな、牛のげっ
ぷを止めろ」と警鐘を鳴らして来た科学者たちは、この予期しない現象をどう説明したも
のか首を傾げているとか。説明に説得力がなければ、気候変動の懐疑派が「やっぱり
嘘だろ!」と言うだろうし、二酸化炭素減らしに躍起だった環境活動家や政治家も黙っ
ていないだろうし、と。

熱が海洋に深く潜ってしまったからだとか、10年や15年じゃわからんとか、海水温度
のサイクルのせいだとか、各国政府の政治経済の思惑が絡むIPCCはかなり熱くなっ
ているらしい。でも、異常な猛暑や百年、千年に一度の豪雨や大洪水に遭った人たち
にしたら、地球の気温は思ったほど上がらなかったと言われても「それ、どこの話?」だ
ろうな。今年の異常気象は、太陽の磁極の反転でN極が2つできたりしたことも影響し
たんじゃないかと思うけど、まあ、人間は地球については知らないことの方が多いし、
「気候変動」に地球規模での政治解決はなさそうだし・・・。

「地球温暖化」はグローバル時代のコピーとしては効果的だけど、「気候変動」の方が
ずっと現実的な表現だと思う。実際に地球全体が一様に暑くなるわけではなくて、海水
の温度の変化などで大気の循環が影響されて、暴風雨や豪雪のような極端な天候が
ますます極端になるからそう呼ぶわけ。でも、カナダの環境活動の大御所デイヴィッド・
スズキは、今こそ「温暖化阻止」の旗を振っているけど、そう遠くない昔は「地球寒冷化
だ!もうすぐ氷河時代が来るぞ!」と半鐘を叩いていた人。ほんとは「氷河時代到来」
の方が正しいんじゃないかと、聞いてみたいな。最近の北極海では海氷面積が予想に
反して60%も増えていたそうだし、いったいどっちなの?