リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事でかっかすれば寒さ知らず

2013年09月28日 | 日々の風の吹くまま
きのうの夜遅くから大雨・強風警報が出る荒れ模様で、何とも寒い。ポーチの温度計の
針は午後いっぱい10度のマークに貼り付いたまま。まだ10月になってないのに、これ
がこの冬のプレビューじゃないといいけどなあ。

家の中も暖房が入って、まあ暖かいことはいいんだけど、今から暖房じゃこの冬の電気
料金が思いやられる。と、ぶつぶつ言いながら、まだ「衣替え」をしていないので、うんと
袖の短いTシャツ1枚の真夏と同じ格好だけど、仕事でかっかしていれば、寒いのなん
か気がつかないのだ。久しぶりにほんとにカリカリしながらの仕事。そこへして土曜日だ
と言うのにニューヨークの会社から「ヘルプ!」とメールが飛んで来て、即刻「ノー!」
ごめんね、クリスティン。

それにしても、最近「反社会勢力排除」条項の入った契約書が増えて来た。政府が本
腰を入れて暴力団撲滅に乗り出したのか、日本の企業は相当にびびっているみたいで、
契約書の中でこの条項がやたらと目立って長かったりする。日本のマフィアであるや~
さんの排除はわかるとしても、「社会運動等標榜ゴロ」、「政治活動標榜ゴロ」というの
がちょっぴり気になるな。暴力団とひっくるめて「反社会勢力」と呼ぶことで、たとえば、
原発反対とか、ブラック企業に対するユニオンの抗議や交渉申し込みとか、(社会的に
受け入れられてしまっている)差別を禁じる法律の制定を求めるような活動まで、都合
よくこのカテゴリーで排除されちゃったりしないんだろうか。

まあ、それだけ暴力団は日本の政治経済にとって厄介な存在と言うことか。州の公務
員をやっていたワタシはそういう犯罪集団を監視して摘発する機関にいたんだけど、そ
のときに上司のティムが「イギリス人にはマフィアのような組織は作れない」と言うので、
どうして?と聞いたら、「個人主義すぎるからさ」。なるほど、犯罪組織は企業と同じよう
に明確な命令指揮系統を持つ序列社会だから、トップを排除してもすぐにナンバーツー
が昇格して、何ごともなかったように営業を続ける。一族郎党の強い結束を美徳とする
文化があるところにはたいてい何らかの形で存在している。はたして、こんな契約条項
で社会に深く根を下ろしている暗黒集団を排除できるんだろうか。それにしても、わかり
にくい条文だなあ、これ。頭の中が熱くなって来た・・・。