日本はまた三連休だそうで、またまた仕事の置きみやげ。でもまあ、1日余分にあるか
ら、今日は一日「ご隠居さん」。シニアになりたての頃は仕事がないときはちょっと罪悪
感があったけど、「ぼちぼち仕事、ぼちぼち遊び」のライフスタイルにもやっと慣れて、
今や仕事がなければあっさりと「だらけ」モード・・・。
近頃は「お勉強モノ」や昔一緒に見ていたイギリスのテレビドラマのDVDをよく見る。
ゆうべは『Yes, Minister』。イギリスで1980年代にBBCが放送した、政治家と官僚の
舞台裏での丁々発止を風刺したコメディシリーズで、登場人物の名前からして、架空の
「行政省」の新米大臣ジム・ハッカー(Hacker)はpolitical hack(お雇い政治家)、官僚
の鑑のような事務次官ハンフリー・アップルビー(Appleby)はapple polisher(ごます
り)、秘書官バーナード・ウーリー(Woolley)はwoolly(曖昧模糊)の捻りと来ているか
らたまらない。(シリーズはこの後ハッカー大臣がひょんなことから首相になって、続編
『Yes, Prime Minister』になる。)
初入閣でやる気満々の大臣は政治主導を試みるも、百戦錬磨の事務次官は官僚主導
を守ろうとあの手この手で抵抗。普通は官僚側の勝ちで、次官がしてやったりと微笑ん
で「かしこまりました、大臣」。でも、頼りない大臣だって時には官僚を出し抜いてどや顔。
そういうときの次官はムカつき顔で「かしこまりました、大臣」。生まじめな秘書官は2人
の間に挟まっておろおろ。「○○が知っているということを大臣が知っているということを
○○が知っているかどうかは・・・」という言い回しにはいつも大笑い。勝手にバーナード
トークと呼んでいたけど、ワタシの一番好きなキャラクターだった。
毎回30分のドラマだけど、下心・皮肉・嫌味満載の言葉の綾のやりとりだけで笑わせ
てくれるからたまらない。自国の政府をここまでパロディ化して、徹底的におちょくって、
笑い飛ばせるイギリス人はたいしたもんだと思う。アメリカにも架空の大統領と側近の
すったもんだをコメディ化した『West Wing』というヒット番組がある。日本でも、たとえば
アソー大臣をモデルにした日本版『Yes, Minister』なんておもしろそうだけどな。でも、
元々ユーモアのセンスと笑のツボがまったく違うから、「不まじめだ!」と苦情が来たら、
即行で経営陣が直角謝罪して、番組は放送中止ってことになるのがオチかな。(まあ、
アソーさんはそのままでおもしろすぎだから、あえてパロディ化することもないか。)
ら、今日は一日「ご隠居さん」。シニアになりたての頃は仕事がないときはちょっと罪悪
感があったけど、「ぼちぼち仕事、ぼちぼち遊び」のライフスタイルにもやっと慣れて、
今や仕事がなければあっさりと「だらけ」モード・・・。
近頃は「お勉強モノ」や昔一緒に見ていたイギリスのテレビドラマのDVDをよく見る。
ゆうべは『Yes, Minister』。イギリスで1980年代にBBCが放送した、政治家と官僚の
舞台裏での丁々発止を風刺したコメディシリーズで、登場人物の名前からして、架空の
「行政省」の新米大臣ジム・ハッカー(Hacker)はpolitical hack(お雇い政治家)、官僚
の鑑のような事務次官ハンフリー・アップルビー(Appleby)はapple polisher(ごます
り)、秘書官バーナード・ウーリー(Woolley)はwoolly(曖昧模糊)の捻りと来ているか
らたまらない。(シリーズはこの後ハッカー大臣がひょんなことから首相になって、続編
『Yes, Prime Minister』になる。)
初入閣でやる気満々の大臣は政治主導を試みるも、百戦錬磨の事務次官は官僚主導
を守ろうとあの手この手で抵抗。普通は官僚側の勝ちで、次官がしてやったりと微笑ん
で「かしこまりました、大臣」。でも、頼りない大臣だって時には官僚を出し抜いてどや顔。
そういうときの次官はムカつき顔で「かしこまりました、大臣」。生まじめな秘書官は2人
の間に挟まっておろおろ。「○○が知っているということを大臣が知っているということを
○○が知っているかどうかは・・・」という言い回しにはいつも大笑い。勝手にバーナード
トークと呼んでいたけど、ワタシの一番好きなキャラクターだった。
毎回30分のドラマだけど、下心・皮肉・嫌味満載の言葉の綾のやりとりだけで笑わせ
てくれるからたまらない。自国の政府をここまでパロディ化して、徹底的におちょくって、
笑い飛ばせるイギリス人はたいしたもんだと思う。アメリカにも架空の大統領と側近の
すったもんだをコメディ化した『West Wing』というヒット番組がある。日本でも、たとえば
アソー大臣をモデルにした日本版『Yes, Minister』なんておもしろそうだけどな。でも、
元々ユーモアのセンスと笑のツボがまったく違うから、「不まじめだ!」と苦情が来たら、
即行で経営陣が直角謝罪して、番組は放送中止ってことになるのがオチかな。(まあ、
アソーさんはそのままでおもしろすぎだから、あえてパロディ化することもないか。)