リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

理想は永遠に健康な50歳?

2013年09月15日 | 日々の風の吹くまま
仕事を放り出して、カレシと早い寝酒をやりながらDVDなんか見てしまったので、起床
はほぼ午後1時。昔、まだ新婚気分だった頃に2人で見ていたイギリスのテレビ番組で、
PGウッドハウスの短編をベースにした毎回完結ドラマ。棘やら親愛やら何やらと深い
含みのあるイギリス流のユーモアが満開で、昔はワタシには微妙すぎて、ひとり爆笑し
ているカレシを横目で見ていたことがあったけど、30何年経って、2人で笑いこけなが
ら、ああ、私たちって「笑のツボ」が同じなんだよね~と再確認。

まあ、38年も一緒に暮らせば何かと似て来て不思議はないけど、それは共有体験の
積み重ねの結果なんで、共有できることが多いほど「年季」の入ったカップルになるん
だと思う。でも、どれだけ共有できるかは日常を重ねてみないとわからないから、夫婦
の老後の形なんか、結婚して一緒に年を取ってみないことにはわからないってことか。
「敬老の日」に因んだ統計によると、日本では65歳以上が人口の25%に達したそうな。
働いている人の割合も就業人口全体の9.5%で、60代後半では、男性は半分近く、
女性も3割近く。働く事情は人それぞれとしても、ベビーブーム世代はまだまだ元気だ
ということだな。いいことじゃないの。

最近アメリカのネット調査で、「ある年令のままで永遠かつ健康に生きられるとしたら、
何歳がいいか」と質問したら、何と平均して「50歳」だったそうな。若い世代では概ね各
年齢層の上限あたりだったけど、ベビーブーム世代(北米では49歳~67歳)は55歳、
68歳以上では67歳だった。おもしろいのは「永遠に生きたい年令」の男女差で、男性
が平均47歳、女性が平均53歳。「女はいつまでも若くありたいと思うもの」という常識
を覆すような結果だけど、何歳をもって「若い」とするかは永遠の謎だから、怪しいのは
常識の方だと思うな。

でも、男性の40代後半は「男の更年期」が近づく時期で、女性の50代前半は更年期
が過ぎた時期であることを考えると、おもしろい男女の心理が見えてくる。つまり、男は
いつまでも(セックスができる)「男」のままでいたいのに対して、女は妊娠、出産、子育
て(ついでに夫の世話も)という「課業」が終わった後は心身の自由を謳歌したい・・・と、
まあ、突き詰めるとそんなところじゃないのかな。はて、日本で同じ調査をしたら、日本
人が永遠に生きたい年令は果たして何歳と出るか・・・?