リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

誰がために祝日はある

2015年01月08日 | 日々の風の吹くまま
まだ濃霧注意報。朝早くに道路清掃車の轟音で目が覚めた。徐行しながら車体の下のブラ
シを回して歩道際の腐れ落ち葉を掃除するんだけど、おとといは何度来ても我が家の外は
路駐の車で掃除ができなくて、市が歩道の芝生に臨時の「駐車禁止」の標識を、それも「月
曜日~金曜日」と書いた部分に「1月8日」と手書きした紙をテープで貼って立てて行った。
カレシは夜のうちにトラックと車を道路の反対側に移しておいたので、目覚ましが鳴って起
きた頃には道路掃除は完了。

すぐに2台を元の場所に戻しに出たら、ちょうど市役所の車が標識を回収して行ったところ
だったとか。わっ、お役所にしてはすごい迅速サービス。まあ、2、3年前にカレシが「1分も
あれば終わる仕事なのにふざけるな」と311番(市のホットライン)に噛み付いてから、我が
家のところだけは「実施日」を指定するようになったんだけど、もしかしたら清掃部に「あそこ
にはやかましい爺がいるから気をつけろ」という申し送りがあったりしてね。もっとも、ホット
ラインができてから市役所が市民の苦情に迅速に対応するようになったのは確か。ま、お
役所が「すぐやる」ってのはoxymoron(撞着語法)に聞こえるけど、日本では「すぐやる課」
を作った地方都市があったなあ。

カレシを今年最初の英語教室に送り出して、きのうやっていた仕事のファイルを片付けて納
品。もうひとつのファイルはこちら時間で月曜日(日本時間で火曜日)が納期。正月休みが
終わったばかりなのに、もう祝日の三連休だって。日本は国民の祝日がすごく多い感じで、
今は年15日とか。「山の日」とかいうのが加わったら16日になって、年末年始の休みと合
わせるとけっこうな日数になる。これに有給休暇の日数を加えたら、いつ仕事をするんだろ
うと不思議に思えて来る。でも、その代わりに有給休暇はあまり取らないらしいから、総合
的に見たらカナダとあまり変わらないのかな。(アメリカでは意外に祝日が少なくて、基本的
に10日らしい。)

法定休日なんてのはサラリーマン階級のためにあるようなもので、フリーランスの自営業に
は絵に描いた餅。日本で竹中とか言う人が「正社員をなくそう」と発言して騒がれているそう
だけど、もし正社員制度がなくなって、究極的にみんなフリーランスのようになったら、日本
では休日が形骸化して、「月月火水木金金」のすぐやる式で働くことになってしまわないん
だろうか。