リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

事情はわかるけど違和感が

2015年01月23日 | 日々の風の吹くまま
正午に目が覚めたら暗い。ははん、パイナップル特急が通過中で大雨。そのままうとうとし
て、結局は起きたのが午後1時だったけど、まだ夕方みたいに薄暗かった。今日は、決算
資料を横目で見ながらまずは仕事その1から。テーマはそう難しくないけど、リサーチにけっ
こう時間がかかった。「環境」はワタシの得意分野と言うことになっているけど、何しろ理系
から文系まで範囲が広いから手間がかかる。

仕事が終わったらニュースめぐり。「イスラム国」が殺すと言っている日本人2人については
進展はないらしい。日本の人はテロを「欧米対イスラムの問題」として傍観していたように見
えるからショックだっただろうな。きのうはテレビニュースで後藤氏の母親と言う人が外国特
派員協会で息子の解放をアピールしていると言うビデオをかなり長く流していて、背景の日
本語が聞こえたんだけど、この地球を大切にしなければとか、原子力がどうの、大気を汚す
とか言うのが聞こえたときは、あれっ?と思ってしまった。

違和感が抜けないので、BLOGOSにあった「全文」というのを読んでみたけど、息子を殺さ
れそうな状況で気が動転していたとしても、やっぱり違和感だらけ。YouTubeで全体を見ら
れると言うので、1時間以上の会見と外国特派員との質疑応答を最後まで見たけど、やっ
ぱり違和感が残った。イスラム国の子供も日本で教育してあげると言ってみたり(激怒され
るよ)、シリア人記者の質問で「イスラム国」が何なのか知らなかったのがわかったりして、
首を傾げっぱなし。(通訳の人もちょっと苦心している感じだったけど、そこは大ベテラン、微
妙なところを実にうまく訳していた。)最後に退席しようとして、言い忘れたという感じでマイ
クの前に戻って「地球の平和のためにがんばります」。何の会見だったのか・・・。

今日は(少なくともカナダでは)どのニュースも「残された時間が」というくだりだけになってい
るけど、日本ではネット人たちによる詮索が盛んになっているようで、英語メディアにも2人
の経歴や背景を伝える記事が増えたし、テレビでも取り上げられている。世界中が「ん?」
と思い出したのかな。でも、人質になって命を脅かされている人たちがいる事実には変わり
がないよね。まあ、ここまで来たらなるようにしかならないだろうとは思うけど、記者会見な
どやらずに「息子を解放してください」という声明だけにしておけば良かったのに・・・。