リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いつになったら霧が晴れるのか

2015年01月12日 | 日々の風の吹くまま
まだ霧っぽい。(人間世界も。)ゆうべは隣のパットが来て、カレシとおじいちゃん2人の新年
会を始めたので、おつまみを出した後はさっさとオフィスに引っ込んで仕事の仕上げ。パット
はカレシより2才年上でひとり暮らしで、だいたい年に1度か2度こうやってカレシと飲み会
をやっている。仕事が終わったところで上がったら、2本のワインはすでにほぼ空っぽ。私
達のランチの時間が近いので、すぐにご飯を炊いて、スシ好きのパットのために予め解凍し
ておいたネタ数種でちらし寿司を作って「オモテナシ」。

起きたのは午後1時近く。終わった仕事の見直しをして送って、やれやれ。どうもやる気を
保つのがだんだんめんどうになって来る。今年はもう少し仕事を減らしたいなあ。でも、今日
もカナダドルが下落したので、今はアメリカドルの稼ぎ時と思ってもうちょっとがんばるかと
いう気にもなるから、困ったワタシ。それでもやっぱり仕事が億劫になって来たのは否定し
がたい。年のせいかな。今年の春にはしっかり60代後半真っ只中の67歳。はあ、このワタ
シが67歳って、ぜぇ~んぜんピンと来ない・・・。

BBCのサイトで見かけた「政治的信条を理由に(FBの)友だちを解消するか」という記事が
おもしろかった。ドイツのPegida(「西洋のイスラム化に反対する愛国ヨーロッパ人」と言う
らしい)に関連して、あるブロガーが元々FBの「いいね」を押した人を知るために作ったツー
ルを利用して、FBの「友だち」がPegidaの同調者かどうかを調べて友だち解消する現象
が起きているらしい。友だちの嗜好や趣味が違うというだけで「合わない」と疎遠にする時代
だから、ネットの人間関係では驚くことではないのかと思うけど、何だか本当に脅かされて
いるのは「言論」じゃなくて「思考」の自由のような気がする。

インターネットが一番大きく変えたのは人間関係だと思うけど、人間てどうしてとことん殺し
合うくらい他の人間を憎めるんだろうな。誰でも好き嫌いがあるのは当然としても、直接の
関係も交流もない人間にまで憎悪の感情を持てるらしいのが不思議。でも、坊主憎けりゃ
何とかという諺があるくらいだから、もしかしたらワタシが鈍感なだけで、それが人間の本能
的感覚なのかもしれない。だから多様な人間同士の「平和」や「共存」が未だに見果てぬ夢
のままなのかもしれない。人間は「万物の霊長」というのも、もしかしたら勝手な思い込みで
しかないとか・・・?