リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

久しぶりの芝居で笑いまくった

2015年01月28日 | 日々の風の吹くまま
このまま春になりそうな天気でしめしめ。生粋の道産子だけど今は寒波が嫌いなワタシ。で
も、寒いのは今でもまったく平気で、特に雪にまつわる「不便」が嫌になっただけの気がする。
やっぱり午前10時までに雪かきをしないと罰金(25000円)!という市条例のせいかな。
高齢者や障害者の安全のための措置と言うけど、実は急な激しい運動で心臓発作を起こ
す危険を冒して雪かきする高齢者がたくさんいる現実ってどうよ?

月光市長(Mayor Moonbeam)は市長にムカつく市民が付けたあだ名。有機食品会社を起
業して成功し、バンクーバーを世界一のエコ都市にすると宣言して市長になり、高齢者や障
害者の不便も考えずにやたらと自転車専用レーンに市税を投じ、前回選挙の前に奥さんと
別居して、不倫の噂を名誉毀損で訴えたくせに、三選を果たしたとたんにアジア系の票集
めに貢献した20歳年下の(アジアで人気と言う)中国系「歌手」との交際をすっぱ抜かれ、
彼女がSNSでばら撒いた芸能人気取りで舞い上がったツーショットを曝されて、果ては開
発業者と闇取引をしたんじゃないかと言う疑惑まで浮上して、Lotusland(桃源郷)と言われ
るバンクーバーに相応しいと言うか・・・。

まあ、市の境界を越えてサヨナラしたら、今度は別な不満が出て来るんだろうと思うけど、
人生はままならなくてあたりまえで、桃源郷なんてないから、芝居を観に行って忘れるに限
る。折りしも今夜は1ヵ月ぶり、今年最初の芝居。まずは劇場に近い画廊でのレセプション
で、パルミーダやジジ、モーガン、キャシーと遅れ馳せの新年の挨拶を交わして、手配して
もらったチケットを受け取って、イーディスとデイヴィッドの夫妻との久々の談笑を楽しんで、
4月末のカリフォルニアワインフェアに合わせたワインディナーに出席の申し込みをして、劇
場までそぞろ歩き・・・。

演目は古典イタリア喜劇を1963年のイギリスの保養地ブライトンに移して翻案した『One
Man, Two Guvnors』。1人の男が2人のご主人様に仕えることになって巻き起こるドタバタ
のシーンを若き日のビートルズを思わせるThe Crazeというスキッフルバンドがつなぎ、お
バカに徹底したストーリーを展開する、イギリス人の下俗な方のユーモア満載のしっちゃか
めっちゃかなコメディ。主役のベテラン俳優Andrew McNeeの飛んだり跳ねたりの大熱演
に、おなかの皮がよじれそうで、顎が外れそうになるくらいに笑いまくって、気分がすっきり。
ああ、ワタシには生の舞台が桃源郷だなあ・・・。